4月から入園や入学を控えているお子さんがいるママさんは、年を明けた1月頃からそろそろ準備を始めるのではないでしょうか。
入学入園グッズと言えば、入園バック・シューズケース(上履き入れ)・コップ袋・弁当袋・体操服袋などが基本だと思います。
園や学校によって必要な物や、サイズなどが異なるので、一般的に「1日入学」などが行われる2月以降に準備をする人が多いようです。「1日入学」で、準備品の一覧表をもらったりして、「いよいろ入学に向けて準備しなくっちゃ!」と現実的になる時期だと思います。
我が家も今年、次女の小学校入学を控えています。
うちの地域では11月頃に「就学前健診」というのがあり、その時に準備品についても全てお知らせがあるので、早い人は12月頃から準備を始めます。
でも、たいていの人は入園や入学が近づいてきた2月~3月に慌てて準備するというパターンが多いようですね。
実際、4月に入ってからも市販品の入園入学バックが店頭に並んでいるので、駆け込みで購入する人もいるんだと思います。
でも、出来ればその辺で売っているありきたりな物より、その子に合ったもの、気に入ったものを持たせたいですよね。入学バックも、6年間とは言わないけど、何年も使うものです。しかも毎日のように。
わが子も、保育所の時に作った絵本バックを、小学生になった今でも使ってくれています。
という事で、入園入学グッズについて詳しく見ていきます!
入学入園グッズはハンドメイドで売れるのか?
ハンドメイドで入園入学グッズを販売している人って、結構います。
ミンネで「入園入学」と検索すると、約82,000件ヒットしました!(2020年1月現在)。
定番の絵本バックから、ピアニカケース、移動ポケット、ヘアゴム、ランチョンマット、ロゼットなど、商品は様々。
その中でもやっぱり「入園入学グッズ5点セット」などのセットで販売されているものが多いようです。
ハンドメイドだけではなく、楽天などでも販売されています。
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↑こちらの商品、5点セットで9,980円です。結構なお値段しますよね。でも、柄によっては売り切れになっていたりするので、売れている=需要があるという事です。
ハンドメイドなら、もっと高値でも売れる可能性があるという事です。
ここで注目したいのが、売り切れになっている柄を見てみると、ブルー系が多いということです。そうです、意外と「男の子用」として購入する人が多いという事なんです。
女の子用のグッズって、比較的手に入りやすいですよね。ハンドメイドにしても、市販品にしても、かわいいものって多いし、作っている人も多い。
でも、男の子用、あるいは男の子でも使えるようなデザインのものってなかなか売っていないというのが現実です。
2人の男の子を持つお母さんがいつも言っています。「男の子の用のデザインのものってなかなかなくって・・・。作ってもらえませんか?」と。
ということで、入園入学グッズはハンドメイドで売れるかどうかというと、答えは「売れる」です。
もちろん、女の子用のかわいいアイテムも売れますが、男の用はすっごくねらい目です。ただ単に色味をブルー系にするだけでなく、市販品にはないようなおしゃれでセンスのいいものにすれば売れる可能性は大です。
世の中のお母さんたちはそれを求めています。
また、リバティプリントの生地を使ったものなども定番の人気です。リバティプリントの生地自体が高価なものですが、リバティを好きな人はそのことも承知の上なので、高くても買ってれます。
お店によっては、「リバティ生地で作る入園入学グッズのキット」として販売していたりします。
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↑これは完成品ではなくキットです。キットなので、販売側としてはレシピと生地などの資材を販売するだけ。製作するのに比べて手間がほとんどかかりません。
そして、このキット、大人気で売り切れも続出しています。
これは楽天ですが、ハンドメイドでも出来ますよね。ハンドメイドならではの魅力があればもっと高値でも売れます。
また、入園入学グッズをオーダーメイドで作って販売している作家さんも多いです。先ほどもお話しているように、園や学校によってはサイズ指定がある場合もあるので、希望のサイズで作ってくれるのはママさんにとってはありがたいですよね。
需要も結構あるようで、入園入学グッズのハンドメイド専門店としてやっている方もいます。
オーダーメイドでやるなら、「サイズ対応」「名入れ」「好きな生地を選べる」というのが基本だと思います。生地の種類も、出来れば多い方がいいですが、大量に注文が入っても大丈夫なように、安定して仕入れることが出来るものにしておきましょう。
また、入園入学グッズは2月~3月にかけて注文が集中するので、場合によっては製作が追いつかないことも。4月からの新生活に間に合わないといけないので、納期は結構シビアです。
睡眠時間を削っても間に合わない・・・ということのないように、ある程度のところでオーダーストップをかけるなど、対策は考えておいた方がいいですね。
基本の入園バックの作り方はとっても簡単
ところで、入園入学グッズですが、作り方としては本当に簡単です。
サイズやデザインは色々とありますが、基本の作り方はどれもほとんど同じ。初心者さんでも作りやすい、おすすめのアイテムと言えます。
ユザワヤさんの動画がとても丁寧で分かりやすかったのでご紹介しておきますね↓
どうでしょう?すっごく簡単ですよね。
ただ、簡単なだけに雑に作るとそれが目立つという事があります。とにかく丁寧に作ることは忘れずに。子供さんが何年も使ってくれるものです。
ポケットが斜めに付いたバックを毎日持って学校へ行くのは、ちょっと残念ですよね。
出来れば、その子が毎日そのバックを持って学校へ行くのがうきうきするようなものでありたいですよね。
そういう気持ちを込めるって、ハンドメイドにとってはやっぱり大事だと思います。
心がこもっているものは、やっぱり作品にも表れます。手に取った時に、わかるものですから。
入園入学グッズを手作りする時におすすめの本
入園入学グッズを手作りするママさんも多いので、その手の本もたくさん販売されています。作るアイテムとしては昔からほとんど変わりがないのに、毎年のように新しい「入園入学グッズの作り方」の本が発売されています。
それだけ需要があるということでしょう。
そして毎年ちょっとずつ、その年の人気の柄や生地が違うので、実はデザインもちょっとづつ変わってるんですよね。
と言っても、基本の形はほとんど変わりませんので、図書館に置いてあるような10年前位に発刊された本でも作り方は同じだと思います。
そんな中でも、私がおすすめしたい入園入学グッズの手作り本がいくつかあるのでご紹介しておきます。
「ハンドメイド作家さんのとっておき通園通学グッズ」
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タイトルに「ハンドメイド作家さんの~」と入っている通り、デザインがちょっと他にはないような、オリジナリティある作品が作れます。
こんなバック、自分の子供にも持たせてあげたいな~と思えるような作品がたくさん載っているので、参考になると思います。
かんたん手作り通園グッズ
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こちらも、表紙を見ていただくと分かると思いますが、とっても個性的なデザインの作品が載っています。
「増山優子さん」という方の本ですが、もともとはイラストレーターだったという事で、本当に「かわいい~♪」と言いたくなるアイテムばかりです。他にも赤ちゃんの服やスタイの手作り本も出しておられますが、それもとってもかわいいんです。
とにかく見てみる価値はあると思います。
かわいくて便利な移動ポケット
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こちらは移動ポケットの手作り本です。初心者さんでもこの一冊で基本の作り方がわかると思います。
移動ポケットも、入園入学グッズとしてはよく売れる商品です。
小さくて、作るもの簡単、しかもアレンジが効きやすいので色んなタイプの移動ポケットを販売している作家さんも多いです。
クリップ式が多いですが、「クリップだと子供が自分で付けられない」という事もあり、ウエストにゴムで付けられるタイプにして販売している人もいます。
色々とママ目線でアイデアを考えるといいですね。
ライバルと差をつける作品作りをしよう
入園入学グッズは、ハンドメイドでも需要がアイテムという事が分かっていただけたと思いますが、ライバルが多いのも事実です。
ライバルと差をつけるには、どうしたらいいのでしょう。
他の人が作っているようなありきたりの物では、なかなか勝負することは難しいですよね。これは、ハンドメイドではどんなアイテムを作っても同じですが。
ということは、「他では売っていない」「こんなの欲しかった」と思ってもらえるような、あなたのオリジナル商品を作ればいいという事です。
それが難しいんだよ・・・。それが分かったら苦労しないよ・・・。
と、言いたくなるかもしれませんが、そこを無視しては絶対にハンドメイドで売れることは出来ないと思います。
自分が売りたいものではなく、売れるものを作る。これは基本ですね。
入園入学グッズで言えば、ピンク色でお花やうさぎさんの付いたようなかわいいデザインのものは、たくさん販売されていますよね。
でも、そういうかわいい系があんまり好きではないお子さんも、ママさんもいるんです。
私の知っているママさんもそういうタイプの人で、娘さんの体操服入れは、なんと「黒」です。「黒」の入園入学グッズってあんまり見たことないですよね?
でも、欲しい人も意外といるということです。
黒の生地に、もちろんキャラクターはなし。その代わりに黒のレースで作ったリボンが付けられていました。すっごく素敵だなと思いましたよ。
こんな風に、「入園入学グッズはかわいいものが売れる」という先入観を一度捨ててみて、こんなデザインのものはあまり販売されていないから、欲しい人がもしかしたらいるかもしれない?
と考えてみるといいと思いますよ。少しでも参考になれば嬉しいです♪