みなさん、ハンドメイド品の在庫管理ってきちんとやっていますか?
作品が少ないうちは、そこまで気にするのこともないかもしれませんが、少しずつ作品も売上も増えて来たら、何かしらにデータを残しておく=在庫管理・売上管理をしておきましょう。
管理をしないと、月にいくら売上があって、どんなものがいくつ売れたのかも把握することが出来なくなります。
在庫管理をすることで、季節ごとの売れ筋なども見えてきます。
では、具体的にどうやって管理するかを見ていきます。
品番をつけてカテゴリー別に商品を管理する
まず、商品を1個作ったとします。
その商品に品番を付け、その商品ついての情報のすべてを書き込みます。
例:ペンケースの場合
製作日 | 2019年11月30日 |
---|---|
品番 | 1 |
商品名 | スリム型ペンケース |
色 | ピンク×イエロー |
材料費・経費 | 400円 |
販売価格 | 900円 |
送料 | 195円(購入者負担) |
利益 | 500円 |
売れた日 | 〇年〇月〇日 |
ここまで書いておけば、この商品が売れたら利益は500円という事がすぐ分かりますね。そして商品名は出来るだけわかりやすい名前にして、自分が後から見てすぐ分かるようにしておいた方がいいです。
商品は、いつ売れるかは分かりません。作ってからすぐ売れることもあれば、1年後に売れるかもしれません。1年後に売れた時、もしかしたら商品に付けておいた品番のタグが取れてしまっているかもしれません。
そんな時でもすぐに分かるようにしておきましょう。自分が作ったものでも、月日が経つとどんな名前を付けていたのかも忘れてしまいます。(特にアラフォー以上の人は気を付けて)
作品の写真を撮って一緒に管理しておくのもいいですが、それも結構手間です。もし時間に余裕がある人はやってみてもいいと思います。
商品ひとつひとつに、このような情報を書き込んでおき、それをさらにカテゴリーごとに分けておきます。
例:
・布小物
・編み物
・アクセサリー
など。作っているものがアクセサリーだけ、という人ならピアス・ネックレス・指輪などでカテゴリーを分けるといいでしょう。
そして、その商品が売れたら売れた日にちも書き込みます。
そうやって管理していくと、
「こんな時期にこういう商品が売れるんだ」とか
「もう売れないかなと思ってたけど1年越しで売れた」とか。
いろんな発見があります。
これを、ノートに書いてもいいし、エクセルで管理してもいいし、在庫管理アプリを使ってもいいです。自分がやりやすいやり方でいいと思います。
私はエクセルも普段あまり使わないので使い慣れておらず、在庫管理アプリもいろいろと調べてみましたがちょっと難しそうだったのでもっぱらノート派です。
そもそも字を書くことも好きなので、特に苦労はしていませんが、字を書くことが面倒でストレスを感じる人はアプリの方が楽かもしれませんね。
商品の保管の仕方・色褪せやにおいに気を付けて
オーダーメイドで商品を作れば在庫は持たなくて済むので、このような在庫管理をする必要もないかもしれません。
でも、一度イベントに出店するだけでもかなりの商品を作るので、必ず在庫は抱えることになるでしょう。
また、季節を意識した商品は、時期が過ぎれば売れなくなります。それを次のシーズンまで保管しておく必要があります。
商品にも「旬」があるので、持ち越すのはせいぜい1~2年くらいだとは思いますが、次のシーズンにもちゃんとした商品として販売できるように品質を保ったままで保管する必要があります。
商品の保管方法を怠るとこんなことが起きます。
・商品が臭い(タンスの匂い、たばこ、動物などの生活臭)
・色が褪せている
・カビが生えている
・ほこりがかぶる
ちゃんと直射日光をさけてクローゼットにしまってるから大丈夫!と思っていても匂いやカビって結構自分では気づかないうちについていることがあるので要注意です。
私も以前、ハンドメイド品をサイトで購入したときに、商品の見た目の状態は何も問題なかったのですがすごく「タンスの匂い」がしたのです。あの独特な、実家の匂いみたいな(最近の人に伝わるかな?)
すごく残念でした。と同時に、自分の商品も大丈夫かな!?と不安になりました。
その人の家の匂いって、生活している人には何の違和感もないけど、他人からしたら不快なものですよね。だからきっと、生活臭がついていても自分は気付かないんだと思います。
特にペットを飼っている人は要注意ですね。自分にとっては大好きで大切な家族の一員でも、動物が嫌いな人も世の中にはたくさんいます。そんな人は匂いにはすごく敏感だと思いますし、動物の毛も室内飼いをしているとあらゆるところにくっついて来ますので、くれぐれも注意してくださいね。
私も猫を飼っていますので、商品管理にはすごく気を使っています。主に製作している部屋と、商品を保管している場所は立ち入り禁止にしていますが、それでも猫の毛はふわふわとやってくるんです。
アラフォーになると匂いにもだんだん鈍くなってるだろうし(悲しいけど現実…)、自分で気づかないって怖いですよね。
なので、商品管理はすごく気を使った方がいいと思います。
特に布、毛糸は匂いを吸収しやすいので要注意です。私の大好きなTシャツヤーンも匂いに関しては要注意です。
直射日光の当たらない、風通しの良いところに保管するのは基本ですが、次のシーズンまでずっとしまいっぱなしではなく、天気のいい日に時々商品を出して日陰で風を通すと一番いいと思います。
在庫が増えてしまったら、ハンドメイド福袋として販売する
在庫が増えてしまい、なかなか在庫が減る気配もない。値下げしたけど売れる様子がない。
そんな時は、とっておきの方法があります。
それは、「福袋として販売すること!」
そんなことか・・・と思われるかもしれませんが。本当は、全ての商品が「旬」のうちに売れれば一番いいんですが。
でも、それでもやっぱり在庫はできてしまします。
そんな時、いくつかの商品や、資材などを入れた福袋として販売すれば、たぶん結構な確率で売れます。
ポイントは、「在庫品だらけの福袋にしないこと」です。
新しく作った作品も混ぜるのです。そうすれば「売れ残り感」は払拭することが出来ます。
ここで一つ注意点ですが、「福袋として販売する方法」です。
販売するサイトによっては、福袋の販売方法に関して禁止していることがあります。
それは「福袋の中身をすべて見せること」。要は「中身の見えない福袋はNG」という事です。これは、私が把握している範囲ではメルカリ、ラクマは禁止しています。
ミンネはどうやらこの禁止ルールはないようなので、「何が入っているかはお楽しみ!」という感じでも販売することが出来ます。
そして福袋が一番売れるのは、年末から年始にかけてです。
一番検索される時期ですので、販売する時は「〇月〇日〇時から、10限定で福袋を販売します」と告知をして販売してみて下さい。きっとかなりの確率で売れると思いますよ!
そうすれば、一気に在庫を一掃することも出来ます。
ハンドメイド副業にぴったりの在庫管理アプリは?
最後に、在庫管理アプリをいろいろと調べてみて、これなら主婦でも、初心者でも、簡単に使えそうだなというのをひとつだけ見つけたのでご紹介しておきます。
それは「最小限の売上管理メモー見える化で売り上げアップ!」という無料アプリです。
長い名前ですがまさにその通り。本当にシンプルです。
逆に他の在庫管理アプリは副業や個人で使うにはちょっと難しそうだし、商品にバーコードをつけているような商品向けというか?また、有料だったりもします。
無料で使えるアプリとしては、優秀ではないでしょうか。よかったら参考にしてみて下さいね。