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ハンドメイドのオーダーの受け方は?トラブルを避けるために知っておきたいこと

ハンドメイドのオーダーメイドはトラブルが多い?

「オーダーメイドで作ってください」と言われると、嬉しいですよね。特にハンドメイド販売を始めたばかりの頃は、自分の作品を認めてもらえたんだ!という気持ちになって舞い上がってしまうかもしれません。

でも、「いいですよ!楽しみにしていてくださいね!」なんて言って軽く受けてしまうのは要注意ですよ!

ハンドメイドに限らず、オーダーメイドにトラブルはつきものです。

トラブルを避けるために、オーダーメイドのメリット・デメリットや注意することを知っておきましょう。

オーダーメイドのメリット

・お客様だけのために、「世界に一つだけの作品」を作るので、喜んでもらえる。

・自分の技術や、センスをアピール出来る。

・高値で販売できる

一番は、やはりお客様に喜んでもらえるという事でしょう。オーダーメイドの醍醐味です。自分の為だけに作ってもらえるのですから、特別感がありますよね。

また、自分のハンドメイドの技術やセンスを駆使して、お客様がイメージしているもの以上の物を作れば、すごいアピールになります。

「すごい!思っていたよりも何倍も素敵!」と言われれば大成功です。

私はいつもそこを目指しています。作品を見て「まぁ、そんなもんだよね」じゃつまらないし、オーダーメイドの意味がないと思うんです。もちろん簡単ではないですし、すごいプレッシャーですけどね。

また、オーダーメイドは普通に作るより価格を高く設定できます。それでも「作ってほしい」とお客様は言います。今までオーダーを受けてきて思うのは、オーダーメイドを注文してくるお客様は、金額に対してけちけちしていない。という事です。

もちろん、中には「必ずこの金額で!」という方もいらっしゃるとは思いますが、全体的に「お金がかかっても、こういうのが欲しい、作ってほしい」という気持ちの方が多いです。

ここで大事なのは、オーダーメイドを希望するお客様を満足されられなかった場合、何らかのトラブルが起こりやすいという事です。

よくあるトラブル

・思っていたものと違う

・作り直しを求められた

・最初に設定していた価格より高くなった

・なかなか納品できない(完成しない)

綿密にオーダーの内容をお客様と話し合っていても、作ってみないとわからない部分がたくさんあります。お客様のイメージを100%実現することは不可能なのです。

細かいところまでこだわっていて、自分の思いが強いお客様は、「思っていたものと違う」ということになりやすいです。こちら側にある程度おまかせさせてもらえれば、作り手としては楽ですが、そのためには「この人に頼めばまちがいない」という信頼がなければ成り立ちません。

思っていたものと仕上がりが違うので、作り直してほしいなんて言われてしまったら大変です。時間もかかるし、材料費も無駄になってしまうかもしれません。作り直すからと言って追加で料金をいただくのも現実的には難しいでしょう。

また、作っているうちにもうちょっとここをこうしようかな、とかこっちの材料はやめてこっちを使おうかなということがよくあります。

作家としてのプライドもあるし、オーダーだし、失敗は出来ないし、喜んでもらいたいし・・・という色んなプレッシャーから、予定していたよりもコストがかかってしまい、ほとんど利益がなかった、という事も。コストがかかった分、販売価格も最初の設定より少し上げたらトラブルになった、という例もあります。

オーダーをしたお客様は、商品が完成するまで楽しみに待ってくれています。オーダーメイドなんだから、待って当たり前。待った分喜びも大きい。とほとんどの方は思ってくれると思います。

でも、オーダーを頼んだ時点が、お客様の欲しい気持ちのピークだと思うんです。日にちが経つにつれて、だんだんと欲しい気持ちも薄れてきてしまいます。あまりにも待たせすぎると「やっぱりやめます」なんてことも起きてしまうかもしれません。

「鉄は熱いうちに打て」じゃないですけど、お客様の欲しい気持ちが高いうちに納品できることが大事です。

だいだいはオーダーを受けてから2週間~1か月位が目安だと思います。遅くても3か月以内には納品できるようにしましょう。半年以上なんてかかってしまったら、もうお客様はいらないかもしれません。

または、「いつになったら出来るの!?」とお怒りの言葉が出ても当然でしょう。

自分が確実にこの期間で完成できるという確信がなけば、「今はオーダーをお受けしていません。」とはっきり伝えた方がいいです。そうすれば、じゃあ、オーダー再開したらおねがいしよう、と思ってもらえるかもしれません。

だらだらと「忙しくて時間かかるかもしれないけど、気長に待っててね」なんてあいまいな状態でいるより、きっぱりと断ることも大事です。自分に余裕が出来た時に、オーダー再開すればいいのです。

ハンドメイドオーダーを受ける時は、出来ることと出来ないことを明確にしておこう


「このバックをもう一回り大きくしたサイズで、私の長財布が入る位のバックを作ってほしい。」

と言われたとします。このバックというのは、自分がイベント用に作っていたトートバックです。そのトートバックを手にして、このように言われました。

あなたならどうしますか?

実際、この手のオーダーってすごく多いです。販売している商品を見て下さったお客様が、「こんな感じで、ショルダーにしてほしい」とか、「この形で、こんな色のが欲しい」とか。一見フルオーダーではなくセミオーダに聞こえますが、これって結構大変なんです。

さっきの「このバックをもう一回り大きくしたサイズで」というのも、ただサイズを少し大きくするだけ、と思いがちですが、サイズを大きくすると全体のバランスが崩れてしまい、最初のイメージとがらりと変わってしまうこともあります。

でもお客様は、今見ているバックのイメージのままサイズだけ大きくしたものを想像しているので、まずサイズが変わると全体的なイメージが変わるかもしれませんという事を伝えておかないといけません。

そのバックが、最初からSMLといった風にサイズ展開をしている商品だったら問題ないです。でも、一からサイズ展開をしていくのは、ほぼフルオーダーのような手間がかかります。

「サイズを大きくするだけだから、簡単だよ!すぐ作るね」なんて言ってしまうと自分の首を絞めることになりますよ・・・。

オーダーを受ける時は、こんな風にお客様が何の気なしに言ったことを全て受け入れてしまうのは要注意です。

この場合、私は「ごめんなさい、このバックはこのサイズだったらオーダーを受けますが、サイズ違いはオーダー不可なんです。でももうちょっと大きいサイズだと使いやすいですよね。今後の製作に参考にさせてもらいますね!」という感じで答えます。

そして、今手に取ってもらっている商品の良さもアピールします。「小さく見えて、中にも外にもポケットがたくさんついていて使いやすいですよ。」「普段使いにはちょうどいいですよ」「汚れにくい素材を使っていますよ。」など。

そうすると、「そうねぇ、このサイズも使い勝手良さそうね。じゃあこれ買います。」という事になる場合もあります。

何でもかんでもお客様のいいなりになってしまうのではなく、自分の作った商品にも自信を持って、商品の良さを伝えられる作家でありたいと思います。

でも、お客様の声は、こんな商品に需要があるんだということ、思いがけないヒントになったりするので、今後の商品作りにもうまく取り入れていきましょう。

ハンドメイドのオーダーの受け方

オーダーを受ける時の流れを書いてみます。

①まず、オーダーを受ける商品を決める

②その商品のどの部分をオーダー可にするかを決める

③オーダー可の部分のバリエーションを決める

④価格を決める

⑤どれくらいで納品できるかを決める

これは、セミオーダーを受ける場合で流れを書いています。基本的に、セミオーダーでないと難しいと思いますので・・・。(フルオーダーは時間に余裕があって、あらゆる要望に対応できる技術がないと厳しいです)

ここでは、リバティのトートバックのオーダーを例にしてみますね。

①基本のトートバックを作る

オーダーに対応することが前提なので、出来るだけシンプルな形、作業工程も複雑にせずシンプルにしておきます。

②オーダー出来るのは、トートバック本体の布の色と、内布のリバティの布に決めます。

③バリエーションは

本体の色→5色から選べます。リバティの布→5種類から選べます。

と、それぞれ5パターンから選べるようにします。

④価格は、材料費+作業代+梱包代+オーダー代を目安に決めていきます。

⑤実際に裁断~完成までの時間を測ってみてどれくらいの時間で完成するのかを把握します。

そして、オーダーを受けてから布などの材料を仕入れる場合は、注文してからどれくらいで届くかどうかも確認しておきます。

オーダーを受ける商品に使う材料は、いつでも手に入りやすい定番の物を使うことが重要です。近くの手芸屋でいつでもすぐ買えるなど、確実に買えるものだと安心ですね。

その上で、自分の生活の中でどれくらい製作の時間を取れるかを考え、おおよその納期を決めます。(少し余裕を持つこと!)

ここまで決めることが出来たら、オーダーを受ける準備は完了です。あとは、商品の写真を撮って、販売サイトなどに載せます。

バリエーションの布の色や柄も分かりやすく、お客様が選びやすいような写真も載せます。

オーダーが来たら、スムーズに作業が出来るように準備をしておきましょう。

オーダーメイドに向いている商品は?

先ほどの例に挙げたリバティのトートバックのように、リバティは比較的オーダーメイドに向いていると言えます。

それは、リバティが好きな人たくさんいるということと、さらにリバティ好きな人はハンドメイド品を好むからです。市販品でリバティの商品もたくさんありますが、リバティ好きな人は洋服も、バックも、ポーチも、ヘアアクセも、インテリアも、とにかくなんでもリバティを集めたいんです。

コレクター感覚と言えるかもしれませんね。

他にも、マリメッコやミナペルホネンなども好きな人が多いですが、これはハンドメイド品を販売することをメーカーが許可していませんので注意してくださいね!

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他にも、オーダーメイドに向いているのは、入園入学バックや、名前入れの巾着などキッズ品は定番で人気があります。かわいらしいものはもちろん、かわいらしいデザインが苦手というお母さんや子供さん向けに黒や紺を使ったシックなデザインも結構人気があります。

あとはアクセサリーやヘアアクセサリーなども作りやすく、オーダーも受けやすいですが、他の作家さんとの商品との差別化が結構難しいので、よっぽどオリジナリティがないとオーダーは入ってこないかもしれません。

その他、特定の人に向けた商品もオーダーメイドに向いています。

例えば、看護師さんが使うためのポーチや、介護をする人のためのショルダーバック、楽器を演奏する人のためのキーホルダー(マイナーな楽器をモチーフにしたもの)などはねらい目です。

私も、普段介護をしている方に、小さめのショルダーバックが欲しいけど、市販品では黒やベージュなど地味なものしかない。ファスナーなどもたくさんついているが、重くなるのでごくごくシンプルな軽いバックが欲しい。と言われ参考にしたことがあります。

そういう、ありそうでないものに目をつけられれば、どんどんオーダーの注文が入ってくる可能性があると思います。

オーダーメイドの断り方はすごく大事

最後に、オーダーメイドの断り方についてもお伝えしておきます。

ここまで読んでいただければわかるように、オーダーメイドは安易に受けてしまうと自分の首を絞めることになったり、お客様にも迷惑がかかってしまします。

でも、オーダーしたいと言われるとうれしいし、せっかく言ってくれているのに断るのは申し訳ない・・・と思うかもしれません。

そこで「すみません、オーダーはしていないんです。」とはっきりいう事も大事ですが、断り方もすごく大事です。

「ありがとうございます。とっても嬉しいんですが、今はオーダーをお受けできない状態なんです。もし、よろしければ定期的に○○(販売サイトなど)に商品を出していますので、見ていただければ嬉しいです。」

という風に言っておけば、お客様もそこまで不快にはならないんじゃないかと思いますし、販売サイトや委託先で他の作品を買ってもらえるかもしれません。

または、その販売サイトでリクエストをしてもらえば、オーダーメイドとは違い、気に入ったら買ってもらえばいいし、気に入らなければ買わなくてもいいし、作る方も少し自由度があり、お客様も気楽でいいというメリットもあります。

とにかく、オーダーメイドは思った以上にプレッシャーもかかるし時間も取られるので、しっかりと計画をたててから受けるようにしましょう!

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