2017年頃にブームになった、オランダ発のエコ素材「ズパゲッティ」。
インスタでも作品をアップする人が続出して、ズパゲッティの糸が品薄でなかなか買えないという時期もありました。
では、2020年ではどうでしょう?
一時のような爆発的な人気とは言えませんが、まだまだ、人気です!売れてます!
私も、ズパゲッティにはまった一人です。ここではズパゲッティの魅力と、どんな商品が人気なのか、などをお伝えします。
ズパゲッティのマルシェバックは安定の人気!

ミンネに出品されているズパゲッティの作品数は約8,000件(2020年1月現在)。2019年の8月に検索した時は約8,600件ヒットしたので、若干減っていますね。
ですが、ズパゲッティのグッズはどちらかというと夏の方が売れるので、検索した時期が1月と8月では差が出るのは当然かもしれません。
なぜ、夏の方が売れやすかというと、ズパゲッティ×麻ひもで編んだアイテムが人気だったり、Tシャツヤーンというアイテム自体が夏をイメージしたものが多いからです。
ズパゲッティにファーなどを付けて、秋冬アイテムとして販売も可能ですが、どちらかと春夏の方が需要も高まります。
どちらにせよ、件数を見てもまだまだ注目されているという事が分かりますね。
その中でも、マルシェバックは安定して人気があります。ブームになった3年前頃から、変わらずずーっと人気があります。
ミニマルシェを編んだ時の記事はこちら↓

最近は、ズパゲッティの糸をアレンジしてヘアアクセサリーにしたり、ピアスやブレスレットにしたり、色んな商品も増えて来ていますが、やはり一番はバックですね。
ズパゲッティは糸が太いので、初心者でもスイスイ編めて、短時間で完成することが出来るのがいいところ。糸の色や種類も豊富で、簡単な編み方でもインパクトのあるバックが出来上がります。
糸が太くて1つ1つの作品にもボリュームがあるので、イベントなどに出品する時も売り場が華やかで商品数も多く見えます。
そしてズパゲッティの魅力と言えば、やはり「一点ものの糸」ということ。
Tシャツやカットソーなどの余分な生地を裁断して糸にしたアップサイクル品なので、基本同じものはありません。1玉1玉、色が似ていても、太さや伸縮性が違っていたり、全く同じものに出会えることはほぼないのです。
それにズバゲッティは、海外のファッションファブリックの生地から出来ているので、日本ではあまり見ないような柄も多くて新鮮です。
同じ作り方で作っても、同じものは作れない。
ハンドメイド品を求めている人は、「1点もの」が好きです。
特に珍しい柄や、貴重な色味の糸はそれだけで価値が高いです。
そういった貴重な糸ばかりを集めて、糸を切り売りする人もいるくらいです。それほどみんな「人とは違う」「世界にひとつだけのもの」を求めているのです。
柄物は糸の状態と編んだ後では、柄の見え方など全く変わってしまう事もあるので注意が必要です。ボーダー柄の糸で編んでも出来上がりはボーダーにはなりません!小さい柄は、編むと見えなくなってしまう事も・・・。
ズパゲッティは重い!作品作りにはコツが必要

ズパゲッティは魅力的な素材ですが、リサイクル品には違いないので、欠点もいくつかあります。
①主にコットンのTシャツ素材で、糸の重量が重い。
一番の欠点は、この重さでしょう。編むもののサイズが大きくなるほど、それを感じます。
いくら素敵なバックでも、重たかったら・・・使いにくいですよね?
重いバックに、財布や荷物を入れて、さらに重くなって、そんなバック使いませんよね。
なので、バックを作るときには少し工夫が必要です。
例えば、バックの底は編まずに底板にする。ズパゲッティ専用の穴の開いた底板が売っています。それを使えばだいぶ重さを抑えられます。
底板はこちら↓(レザーやプラスチックなど素材もいろいろあります)
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また、内布をつければ素敵ですが、その分重くなるので付けない、持ち手やショルダー紐は編まず、別布や革製のものにして重さを抑えることも出来ます。
おすすめのショルダーひもはこちら↓(長さ調節が出来ないタイプや、長さも色々ありますよ!)
AZ-NET手芸さんは本当にハンドメイド資材が豊富で質もいいのでいつもお世話になっています!
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②太さが変わったり、穴が開いていたり、クセが強いものもある。
編んでいる途中で、太さが最初の1/2くらいになったり、等間隔で穴が何メートルも開いていたり。中には「これはないでしょー」って突っ込みを入れたくなるほど細くなっていることもありました。
そんな時は、2本どりで編んだり、太すぎたら糸を半分に切ったりして太さを調節すれば大丈夫です。
糸の不揃いさもズパゲッティの魅力のひとつなので、あまり神経質になることはありませんが、あまりにも差が大きい場合は作品の「味」ではなく「ゆがみ」とか「不良品」ととられてしまう可能性もありますので上手く調整しましょう。
③同じものが手に入らない
1点もののいい面でもあり、欠点でもありますね。同じ様な作品をたくさん作っていきたいのであれば、リサイクル品ではなくズパゲッティより軽量のリボンXLを試してみるのもいいと思います。断面が輪になったリリヤーンタイプで、後染めのため色のバラつきも少ないです。
リボンXLはこちら↓
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他にもTシャツヤーンはいろいろあります。ロシア製、日本製、軽いもの、素材が面白いものなどいろいろあるので、自分に合ったものを見つけてくださいね!
konfetty(コンフェッティ)、Zefirka(ゼファーカ)、MONOPOP(モノポップ)、GANXXET(ギャネット)、Bobbiny(ボビニー)、trap-art(トラップアート)など・・・
その他、使っているうちに色落ちしたり、糸が伸びてしまうこともあるので、販売する時にはズパゲッティの特性を理解していただく必要があります。
ズパゲッティを買うなら、パンドラハウスが断然おすすめ!

ズパゲッティは、どちらかというとマニアックな素材だと私は思います。なぜなら、扱っている手芸店が少なかったり、ハンドメイドサイトでは作品数はそこそこありますが、私が住んでいるような田舎ではまだまだ知名度が薄い印象だからです。
そんな中でも、パンドラハウスはズパゲッティの品揃えが本当に豊富です!
(パンドラハウスはイオングループの手芸専門店です)
ネットでも買えますが、ズパゲッティはと素材感や伸縮性によって作品が変わって来るので、実際に手に取って選ぶのが一番です。
それにパンドラハウスは定期的にセールをしていたり、特典で編み針やコンチョがついてきたり、本当にズパゲッティ好きにうれしい手芸店です。
パンドラハウスではズパゲッティの講習会を開催している店舗もあるみたいなので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
Tシャツヤーンで編んだその他の作品の記事はこちら♪↓

