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知らないじゃ済まない!?ハンドメイド販売の著作権侵害について

ハンドメイド販売をする上で、必ず知っておくべきことの一つが、「著作権」についてです。

ちまたでは、この著作権について知らないのか、または知った上でなのか、「著作権侵害」を犯しているハンドメイド作家がとても多いことをご存じでしょうか?

気づかないうちに違法行為をしてしまわないように、しっかりと理解しておくことが必要です。

ディズニーなどの生地を使ってハンドメイド販売をしたら著作権侵害になる?

ハンドメイド販売で商用利用不可の生地や資材を使用することは違法になります。

商用利用とは、簡単に言えば利益を得るために利用することです。

ディスニーやスヌーピー、キティ、すみっこぐらしなど、キャラクターものの生地や、マリメッコやソレイアードなどのブランド生地を使って商品を作り、販売して利益を得ることは著作権侵害に当たります。

ハンドメイドでよく使われる生地の商用利用について

     商用利用
キャラクター×
マリメッコ×
リバティ○ だだしリバティ社の商品ではないという事を明確にする等条件有
ミナペルホネン△ 禁止はしていないが、推奨もしていない
ソレイアード×
有輪○ 販売者の良識の範囲で可能
nani-iro×
echino×

ですが、知ってか知らずかこういった生地を使って販売している人がとても多いのが現状です。特にメルカリは、メルカリ側が違反行為だと記載しているのにも関わらず、ほとんど無法地帯です。

みんながやっているからいい、ではないですよ。それは違法です。

なかには「ミッキー風」とか「マリメッコ好きに!」という書き方をして出品している人もいますが、誰が見てもそれとわかるなら、アウトです。

ごまかしても、何の得もありません。

ハンドメイド作家として信頼を得るためにも、日本のハンドメイド市場を盛り上げるためにも、こんな基本的なミスはしないで下さいね。

マリメッコ、オーダーならハンドメイド著作権侵害にならない?

実は商用利用不可の生地でハンドメイド販売出来る方法もあります。

あるやり方をすれば違法にはなりません。

それは、お客様が買った生地を持ち込んで、オーダーという形で商品にする。という方法です。

例えば、あなたが母子手帳ケースを作っているとします。

ママさんに人気のマリメッコの生地を使って作りたいけど、普通に作って販売したら違法です。でも、「お好きな布を持ち込みで、オーダー可能です!」とすれば違法にはなりません。

お客様が生地を用意する。という事が重要です。だたオーダーにすればOKという訳ではありませんのでご注意を!

お客様が自分で買ったマリメッコの生地を持ち込む、または送っていただき、あなたはその生地で母子手帳ケースを作ります。

出来上がる商品は同じでも、自分で用意した生地なら違法だけど、お客様が用意した生地なら違法ではないのです。

もちろん、生地はお客様のものなので、扱いを注意したり、何メートル必要とか、素材によっては製作不可とか、細かく設定が必要だったり、生地代を抜いたオーダー料金を設定したり、手間はかかります。

ですが、お客様の要望に応える事は出来ますし、どうしても商用利用不可の生地を使いたいなら、この方法でするといいと思います。

マリメッコに限らず、どの生地でも可能だと思いますが、製造元によっては異なる場合もありますので、それぞれ確認するのが確実です。

実際、私の知人もこのやり方でマリメッコのバックをたくさんオーダーメイドで作っていますよ。

手芸本に掲載されている型紙や作り方を真似するのは、どこまでが違法?

手芸本に限らず、無料レシピ、無料型紙をそっくりそのまま使って作ったものを販売することは違法になる可能性が高いです。

最近は、ハンドメイド作家が増え「商用利用OK」と記載があるものもあります。どうしても使いたい場合は、出版元に確認してみることをおすすめします。

ハンドメイド商品=オリジナルの商品でないといけないのです。

では、手芸本などの作品の一部を変える、例えば拡大、縮小して使う、ちょこっとだけ型紙をいじって変える、装飾品でアレンジするなど。

これも全てアウトです。

手芸本等を参考にして、1から(原型から)自分で考えて作ったものはOKです。

どこまでが参考とみなされ、どこからが複製になるかの判断は難しいと思いますが、モラルに反しているかどうかは、自分である程度分かると思います。

他人が考えた作品を、自分のもののようにして販売するのは絶対にNGということです。

その他、キットで作ったものや、ブランドのロゴを使用したり、ブランド品をリメイクすることも違法になりますので、まず自分が作ろうとしているものが著作権侵害にならないかどうかを確認してみて下さい。

ハンドメイド品には著作権はない?

実はハンドメイド品自体は「実用品」に分類され、「著作権」は発生しません。

著作権の他にも「商標権」「意匠権」「不正競争防止法」など、自分のデザインした作品を守る方法はありますが、ハンドメイド作家の権利としては認められないものがほとんどです。

かといって、他人の作品を模倣して販売していいわけではありません。

そもそも誰かの真似をして売れて嬉しいですか?

モラルに反した製作をして、ハンドメイド作家として楽しく続けられるでしょうか?

人気作家さんの作品を参考にしたり、真似して作ってみて試行錯誤して、自分のオリジナルを生み出すのはいいと思います。上手な人を真似するのは、上達の近道です。

プロのパタンナーだって、古着やブランドの服をほどいて参考にしたりするそうですから、誰かの作品を参考にして新たな作品を作るというのはごく当たり前の事なのです。

これだけハンドメイド販売をする人が増えれば、どの商品も似たり寄ったり、オリジナリティを出すのも簡単ではなくなっていますが、

その中でもオンリーワンのあなたにしか作れないもので勝負してくださいね!

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