ハンドメイドをする人は型紙を作りますよね。
毎回フリーハンドで型紙はありません!という人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は型紙を作っているはずです。
そんな型紙作りに必要な紙が「ハトロン紙」です。
この記事では、ハトロン紙の使い方やおすすめのハトロン紙の紹介、またハトロン紙の代用品として使えるものを紹介しています。
ハトロン紙とは?
ハトロン紙とは、薄いクラフト紙の事で、もともとは薄茶い色のもので包装紙や封筒、型紙として使われているものです。
現在販売されているハトロン紙は、薄茶色のものはほとんどなく、真っ白のものが多く主に洋裁の時の型紙として使用されています。
ハンドメイドをする人ならハトロン紙を使ったことがあるだろうと思っていましたが、最近「ハトロン紙」を知らない人もたくさんいるようです。
ハトロン紙がなくてもハンドメイドは出来ますが、やっぱり便利なものなので使ってみるのもいいと思います。
代用品はいろいろとありますが、はやりハトロン紙は使いやすいですからね。
ハトロン紙はどこで売っている?
ハトロン紙は、ホームセンターや手芸店で販売されています。ユザワヤやオカダヤのような大手の手芸店だけでなく、小さな手芸屋さんでもほぼどこのお店でも販売されているはずです。
ホームセンターはお店によってまちまちですので店舗で聞いてみましょう。
また、ネットでも様々なタイプのハトロン紙が販売されています。
ハトロン紙はダイソーの模造紙で代用できる?
わざわざハトロン紙を買わなくても、他のもので代用出来るよ~!という人も多いようなので、ここではハトロン紙の代用品として使われているものを紹介します。
ダイソーの模造紙
ダイソーでハトロン紙は販売されていませんが、様々な種類の模造紙が販売されています。
厚さが違うもの、方眼のものなどです。
私も、ダイソーの模造紙をハトロン紙の代わりとして使う事もあります。ただ、やはりハトロン紙と違って透け感がなく、厚みもあるので型紙を写し取ったりする場合は使いにくいです。
型紙を写し取るのではなく、オリジナルでパターンを引く場合などは特に問題ないかなとも思いますが、ハトロン紙に比べると紙が固くて使いにくいなという印象はあります。
これは好みの問題もあると思うので、模造紙の方が使いやすいという人もいると思います。
他にも、ハトロン紙の代わりとしてよく使われるのが、コピー用紙、トレーシングペーパー、クッキングペーパーなどです。
コピー用紙
コピー用紙は、模造紙よりも薄いので型紙を写し取ることも出来るし(ハトロン紙ほどは透けませんが)、何と言っても安いですからね。しかし、小さい型紙しか作れないというデメリットはあります。
トレーシングペーパー
トレーシングペーパーは、100均でも文房具売り場などで売られているごくごく薄い紙です。こちらも安いのでコストパフォーマンスはいいですが、コピー用紙と同じでA4程度のサイズなので、小さい型紙向けです。
クッキングペーパー
クッキングペーパーは、クッキーやケーキを焼くときに敷く紙の事です。
トレーシングペーパーより固いですが、折り目が白くなったり、待ち針で穴を開けると破れたりとやはり少し使いにくいです。
トレーシングペーパーも、クッキングペーパーも薄くて透ける紙ですが、ハトロン紙との違いはサイズ、そして紙の張り、文字の書きやすさなどです。
ハトロン紙はただ薄いだけでなく、ほど良い張りがあるので型紙として切り取った後もしっかりしていて、待ち針で穴を開けても簡単に破れたりはしません。
また、紙の表面は、つるつるしている面と、ザラザラしている面があり、ザラザラしている面には鉛筆等でしっかり文字を書くことが出来ます。
ハトロン紙は様々な紙で代用が可能ですが、それぞれのメリット・デメリットを理解して使い分けましょう。
ハトロン紙の使い方
ハトロン紙の使い方を紹介します。
型紙を写し取る場合
ハトロン紙の使い方は、型紙を写し取る場合はつるつるした面を下にした状態で型紙の上に乗せます。
そして、ハトロン紙が動かないようにウエイト(文鎮)を乗せるか、マスキングテープなどで固定します。
型紙を写して鉛筆などでなぞります。
つるつるした面にも文字は書けますが、ザラザラしている面の方が書きやすいです。
自分でオリジナルの型紙を作る場合
型紙を写し取るのではなく、自分でオリジナルの型紙を作る場合は、ザラザラしている面に直接線を引いていきます。ザラザラしている面は、鉛筆で書いた後も消しゴムで簡単に消すことが出来ます。
ハトロン紙の主な使い方は、型紙の写し取り、オリジナルの型紙作りですが、他にも接着芯を貼る時にも役に立ちます。
接着芯を貼る時に
接着芯を貼るときに、直接接着芯の上からアイロンをかけるとアイロンにのりが付いてベタベタになってしまいますよね。
当て布をしたりする人もいると思ますが、当て布ものりが付いてしまうと何かと大変です。
その点、ハトロン紙を使えばのりが張り付くことはありませんし、アイロン台を汚したりすることもありません。接着芯を貼る布の下にもハトロン紙を引いておけば、アイロン台が焦げて色が変わってしまうという事もありません。
(接着芯をしっかり貼ろうとしてアイロンを当てすぎて、アイロン台の布が茶色く焦げちゃった、ということありますよね)
また、ハトロン紙は丈夫なので何度でも使えてかなり持ちます。ハトロン紙を当て布として使うのはもったいない、という方は、型紙作りで中途半端に残った部分を使うといいですよ。
おすすめのハトロン紙はロールタイプ
私が今までに様々なメーカー、種類のハトロン紙を使用し、比較してみて一番おすすめするのはロールタイプのものです。
折り目がなくて線や文字が書きやすく、カットされていないので洋服など大きな型紙を作るのにも使いやすいのがポイントです。
小さな手芸店などではなかなか取り扱いがないので、ネットで購入することをおすすめします。
私がいつも買うのはオカダヤさん。3,980円以上で送料無料になるので他のものと合わせて上手に買ってくださいね。私は仮縫い用シーチングや接着芯などと一緒に購入していますよ。↓
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また、私はまだ使ったことがないのですが、使ってみたいなぁと思っているのが不織物タイプのもの↓
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