ハンドメイドコツ

生地の水通しが必要なもの、不要なものは?あなたのやり方は合っている?

水通し、ちゃんとやっていますか?

正直めんどくさいですよね。。。でも、作る作品によってはこの作業を怠ると大変なことになってしまいます。

私も水通しは面倒なので、出来るだけしなくてもいい生地を選んだり、やり方を工夫したりしています。

今まで、何となくやっていた人もこれを読めば大丈夫!では行ってみましょう!

水通しとは?

水通しとは、その名の通り生地を「水に通す」事です。要は濡らすってことです。なぜ、そんなことをするのでしょう。水通しの目的は主に4つです。

①生地を縮ませること

②生地の目を揃えること

③色落ちを防ぐこと

④生地の糊を落とすこと

では、それぞれ細かく説明していきますね。

①生地を縮ませること

なんでわざわざ生地を縮めるのかというと、工場で作られた生地をそのまま使って作品を作ると、それを洗濯したり、使い続けた時に生地が縮んで変形してしまうからです。

たまに、安いTシャツとかを買って1回洗濯しただけですごく縮んでしまったり、形が斜めになったり、縫い目が波打ったりという経験はないですか?それと同じです。

なので、前もって先に縮ませておくのです。そうすれば、形になった時、縮みやゆがみを最小限に抑える=型崩れを防ぐことが出来ます。

②生地の目を揃えること

生地はタテ糸とヨコ糸から出来ています。それを生地の目と言いますが、これも工場で作られた状態のものは結構揃ってないし、ゆがんでいます。特に布の端に行くほどゆがみが強く、柄物でみるとよく解ります。

生地屋さんで布を買って、○メートル下さいって言って裁断してもらった時、均等に入っているはずの柄が斜めに裁断されていることないですか?あれも生地の目がゆがんでいるからです。

だから多くの生地屋さんでは、後で水通しをして地直しすることを見越して注文された長さより長くカットしてくれることがほとんどです。

お店にもよりますが、1メートル下さいと言ったらだいだい1メートル5センチくらいにカットしてくれているはずです。中には10センチくらい多くカットしてくれるところもあります。

たまに、新人さんっぽい人に当たってしまうときっちり1メートルを定規で測って、「まさかそこぴったりで裁断しないよね?」とヒヤヒヤしながら見ていると、案の定ぴったり1メートル!1ミリの誤差もないですよってところでカットしてくれちゃったりします。。。

まぁ、ゆがみのほとんどない生地ならそれでも大丈夫なのですが。

少なくカットしているわけではないので、さすがに文句は言えませんけどね(汗)

気になる方は、裁断している店員さんをじっくり見てみると分かりますよ。

③色落ちを防ぐこと

特に濃い色の生地の場合は、色落ちする可能性があります。洗濯して色落ちすることはもちろんですが、洗濯をする可能性が低いバックのようなものでも注意が必要です。

バックを手に持って歩いたりすると、洋服と当たってこすれますよね。そうするとバックの色が落ちて洋服についてしまったりします。これを防ぐために、最初に水通しをしてある程度の色を落としてしまっておくのです。

それでも多少は色落ちはするものですが、最小限に抑えることは出来ます。

④生地の糊を落とすこと

子供さんがおられる方は、赤ちゃんの肌着を水通ししませんでしたか?あれも買ったばかりの肌着についている糊(糊だけじゃないですけどね)を落としているんですよね。

赤ちゃんの肌は敏感ですから、その糊で皮膚トラブルになることを防いだり、着心地をよくするために水通しをします。

生地も同じで、特に洋服を作る時は着心地を良くするためにもこの糊を落とした方がいいのです。ポーチなども、糊を落とした方が手触りが良くなります。

水通しのやり方は?水につけておく時間や干し方について

水通しのやり方もいくつかありますが、まずは基本のやり方を知っておきましょう。

ちょっと面倒ですけど・・・ついてきてくださいね!

水通しの基本のやり方

ここでは、例として洋服を作るために綿または麻素材の生地を3メートル水通しすることにします。3メートルの生地を水通しするのって結構大変ですよ。では、気合を入れて見ていきましょう!

1. まず、大きめのたらいに水を張り、生地を全て水に浸します。

※大きめのたらいなんてないよ~という人は、洗面所や洗濯機に水を張るか、バスタブに少し水を張ってもいいです。生地を大きく広げられる方が水通しの作業も早く進みます。

・この時、生地は出来るだけ大きく畳んでおきます。そして畳み方は、じゃばらのように畳んでください。(いわゆるハンカチたたみではなく、敷き布団をたたむようにジグザクに畳む)

・なぜかと言うと、生地に出来るだけ早く水を吸わせたいからです。ハンカチたたみにしてしまうと、畳んだ角の方には水がなかなか浸透しません。なので必ずじゃばらのように、ふわっと畳んだ状態で水に浸してください。

※間違っても畳まずにぐちゃぐちゃの状態ではやらないでくださいね。しわになって、後でえらいことになりますよ・・・。

2. この状態で、3時間くらい放置します。

・素材にもよりますが、私はだいたいこれくらいの時間でやっています。1時間くらいでもものによっては大丈夫ですが、3時間くらいした方がしっかりと水が浸透してなじみます。

・また、時間が長すぎるのも今度は色落ちしすぎたり、風合いを損ねる原因になるので注意してください。

※私も以前、麻素材をまる1日くらい水につけっぱなしにしていたら、すごく色落ちして水が濃い茶色になっていました。風合いも独特のシャリ感がなくなって台無しでした・・・。

3. しっかりと水が浸透したら、脱水します。

・脱水は、洗濯機がいいです。手で絞ってしまうと絞った跡がついてしまうし、布目もゆがんでしまうので、畳まれた状態のままそっと水から上げて、軽く手で押さえて水気を取ったらそのまま洗濯機へ!

・洗濯機の中で少し生地を広げて脱水を1分くらいかけます。脱水をし過ぎるとこれもまたしわになったり、後でやる地直しがしづらくなるので、ちょっと水がしたたり落ちるくらいでも大丈夫です。

4. 陰干しします

・脱水したら、陰干ししますが、干す前に地直しをしておきます。地直しと言うのは布目の縦糸と横糸を揃えることです。後でアイロンする時にも地直しをしますが、ここでもしっかりとやっておくことで後の作業が楽になるので、やっておきましょう。

・地直しは、生地をバイアスの方向に軽くひっぱり、目で見て生地のタテ糸とヨコ糸が直角になっていればOKです。

・干すときは、洗濯バサミは使わず、物干し竿などにかけて干します。洗濯バサミで干してしまうと、せっかく地直ししたのにまたゆがんでしまいますので。

5. 半乾きの状態でアイロンをかけます

・陰干しして半乾きの状態になったら、アイロンをかけます。季節にもよりますが、夏だとあっという間に乾いてしまうので要注意です。気づいたらカラッカラに乾いてしまっていてショック・・・ということもよくあります。

※そんな時はアイロンをかける時に霧吹きをしながらかければ大丈夫。でも、めんどくさい(汗)

・アイロンをかける時は、アイロンを縦、横に滑らせて地直しをしていきます。斜めにすべらせたり、ぐるぐる円をかくようなかけ方はせず、布目を見てきちんと縦横が直角になるようにアイロンをかけます。

アイロンをかけたら水通し&地直しの完了です!

どうでしたか?結構大変ですよね・・・。私も水通しは本当に面倒なので出来れば避けたい作業です。そんな理由もあって、洋服は普段はあまり作りませんが、作る時は面倒でも必ず水通し&地直しはします。

でないと、せっかく作った洋服が1度洗濯しただけで縮んだり、ゆがんだり、色落ちしたら悲しすぎますからね。

洗濯機で水通し・地直しをする方法

先ほどは水通しの基本のやり方をお伝えしましたが、ちょっと時間がかかりすぎる、めんどくさい、と言う人は洗濯機でやる方法もあります。

1. 基本のやり方と同じように生地をたたみ、洗濯機に入れて普通コースでスタートします。この時、水が張って、洗いがスタートした時点で洗濯機を停止します。

この状態で1時間くらい放置します。(基本は3時間くらいですが、ここでは1時間くらいでOKとします。)

※お使いの洗濯機によっては、停止にすると水が流れて浸した状態にすることが出来ないなとあるかもしれませんので、確認をしてください。

2. 浸したら、洗濯ネットに入れて洗濯機に入れて普通に洗濯します!(洗剤は不要)

3. 1分くらい脱水したら、あとは基本のやり方と同じです。

洗濯することを前提としている洋服などであれば、最初に洗濯してしまっちゃおうという事です。基本のやり方でやるより、生地に刺激を与えているので、より縮んだり、風合いも変わる可能性はありますが、時間は少し短縮出来ますよね。

素材によっては避けた方がいいものもありますが、綿や麻ならこの方法でもほぼ問題なくやることが出来ます。

霧吹きで水通し・地直しをする方法

洋服のように、たくさんの生地を使わない場合は、その都度霧吹きでやる方法もあります。

もちろん、まとめて水通しをしておけばいちいち製作のたびにやる必要がないのでそれでもいいです。ただ、生地のストックが増えてくると、どれが水通ししたもので、どれがしていないものか分からなくなる・・・という事があります。

生地を買ってきたらすぐに水通しをして、それから棚に置けばいいですが、そんなにうまく作業は進みませんよね?結局「これ水通ししたっけ?」ということになり(私だけ?)、それこそ時間の無駄です。

なので私は、その都度やる方法にしています。

やり方は簡単です。生地を型紙に合わせて裁断する前に、大まかなサイズでカットします。それをアイロン台に載せて、霧吹きで生地がしっとりするくらい濡らします。あとはバイアス方向に軽くひっぱってから、アイロンをかけ、地直しをするだけ。

これだけでもちゃんと水通しと地直しは出来ています。

ただ、糊がしっかりついているようなものは、この方法だとあまり意味がないかもしれません。洋服に使う生地の場合も、霧吹きだけで3メートルとかをやるのはかえって手間です。それならば、基本のやり方でやる方が断然いいと私は思います。

水通しをしなくていいものは?

水通しは、必ずしないといけないという訳ではありません。作るもの、使う素材によって水通しをする・しないを判断すればいいと思います。

水通しをしなくていいものは

・撥水加工がしてあるもの

・ナイロンやポリエステル

・色落ちの心配がないもの

・生地のゆがみが最初からほとんどないもの

・洗濯することが前提でないもの

これらは、水通しが不要だったり、してもいいけどしなくても大丈夫なものです。一般的には、洋服以外の用途の物になりますね。洗濯を前提にしているものはどうしても洗濯で縮みやゆがみが出てしまうので、きちんとした作品を作りたいなら、面倒でも必ずやっておいた方がいいという事です。

ウールや帆布も、一見水通しは不要な感じがしますが、これも結構縮みますので、水通しはした方がいい素材です。

ウールは、水に浸すのではなく、霧吹きを全体に吹きかけて、大きめのビニール袋に入れて半日くらい置いておきます。そして、当て布をしてアイロンをかけます。

帆布は、普通に水に浸すやり方で大丈夫ですが、帆布はしわになるとアイロンでも取れにくいので、バックなどにするなら丸洗いするのは諦めて、水通ししないのも一つの方法です。

まとめ

・水通しは、素材によって縮み方も風合いの変化も様々です。同じ綿素材でやったら、前回は問題なく出来たのに、今回はすごく色落ちした、など。
メーカーによっても違いますし、一概にこの方法が正しいという事は言えません。

・なので、素材・用途からどの方法でするか、またはしないのかは自己責任でやる必要があります。
生地を購入したお店で聞くのもいいですが、素材はそれぞれ個性がありますので、聞いたやり方で失敗したからと言ってお店の責任にするべきではないと思います。

・私も水通しはその都度生地を見極めてからするように心がけています

少しでもみなさんの参考になればうれしいです。

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