刺繍

日本刺繍は独学でも出来るようになる?教室に3年間通って分かったこと

日本刺繍という言葉を聞いたり、テレビで見たりしたことがあることがある人は多いと思いますが、実際にやったことがある、教室で習ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。

私が日本刺繍について知ったのは服飾専門学校の時です。授業でほんの少しだけ日本刺繍の実技があったのです。私の通っていた科はいろんな分野を幅広く学ぶ科だったので、とにかくいろんな授業がありましたが、どれもほんのさわりだけ。

だから日本刺繍について深く知っているわけでも、すごく興味があるわけでもありませんでした。

でも、あるきっかけで私は日本刺繍を本格的に習うようになります。

日本刺繍との出会いは20代の頃

 

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学校も卒業して何年か経ってから、たまたま家の近くで「日本刺繍教室をやっている」と耳にしたのです。刺繍は好きだし、細かい作業も好きだし、ちょっとやってみようかなという軽い気持ちで教室の門をたたきました。

行ってみると、そこには60代~70代位のおばさま達が慣れた手つきで刺繍をしていました。

「あれ、ちょっと場違い?」

その頃まだ20代だった私は、どう見てもその場には違和感がありました。でも、刺繍の先生も、生徒さん達も「若い人が入ってきてくれてうれしいわ」と喜んでくれました。

なんかえらいとこ来ちゃったかなぁと思いながらも、私は日本刺繍を習うことにしたのです。

それから月に1、2回日本刺繍の教室に通うようになります。そこでまず驚いたのが

1回の教室の時間の長さ。普通のこういった習い事ってだいだい2時間とか長くても4時間くらいだと思いますが、私の通っていた教室はほぼ1日がかり。途中お昼休憩をはさんで朝の9:00頃から夕方17:00頃までやっていました。

なぜ、こんなに長いのかというと、やってみたら理解出来ました。

たったの2時間や3時間じゃ、全然進まないんです。

日本刺繍って、本当に細かいんです。細かいだけでなく、ひと針ひと針、絹糸をよれを直しながら丁寧に丁寧に刺していくんです。

始めたばかりの頃は、針を図案のいい位置に刺すのでさえ一苦労です。ほんの0.1ミリの差で仕上がりが変わってくる世界なんです。

時短とか効率を上げるとか、そういうことは一切なし。とにかく丁寧に時間をかけて、作品を仕上げていく。刺繍をしている時は何か日常を忘れて気持ちまで整えてくれるような、心を落ち着かせてくれるような、そんな時間が流れていました。

そんな感じで、少しずつですが日本刺繍を学び、約3年間教室に通い続けました。

日本刺繍は独学で出来るのか?

日本刺繍を独学でやろうと思う人もいらっしゃると思います。

日本刺繍を習っていた私が正直に言えることは、「独学では絶対無理」ということです。

最近は、日本刺繍のキットとして小さなアクセサリーのようなものが作れるものもあったりします。それはそれで素敵だし、気軽に作れるアイテムとしてはいいと思います。

でも、正直それって「日本刺繍とは言えない」んです。これは、日本刺繍を習ったことがある人しかわからないかもしれません。だけど、「日本刺繍をやってます」というと、きっと日本刺繍をしている人に反感を買うんだろうなと思ってしまいます。

だって、日本刺繍って本当に奥が深いんです。数か月やったからって習得できるわけではありません。私も3年やったからといってもまだまだ全然出来てるとは言えないんです。

日本刺繍出来ますっていうのは、まだまだおこがましいって思います。

キットを使って練習する、日本刺繍の本を読んで実践する、それで何となく日本刺繍について知ることは出来るかもしれません。全くの初心者なら、スタートラインとしてそこから始めてもいいとは思います。

でも、それだけでは絶対に習得できないと思います。出来るようになったとしても、仕上がりを見れば必ず見る人が見れば技術の未熟さはばれてしまいます。

他の刺繍、例えばフランス刺繍、クロスステッチ刺繡、カロチャ刺繍などは比較的難易度が低く、独学でも出来るようになると思います。でも、日本刺繍は難易度が本当に高いです。

きちんとした教室で、日本刺繍の先生に直接手ほどきを受けなければ難しいのです。

日本刺繍教室の月謝はどれくらい?

気になるのは日本刺繍の教室に通うにはどれくらいの月謝がかかるかというところだと思います。

日本刺繍の月謝は平均1万~3万くらいだと思います。

結構高いですよね。でもそれだけ特別だということです。本気でやる気のある人でないと続けられる金額でもないし、教室自体も気楽にやれる雰囲気でもないですから。

月謝のほかに、絹糸や生地代、刺繍代や針などの道具、裏打ち代、作品を入れる額代など入れるとかなりお金がかかります。

習っていくうちにレベルが上がってくると月謝も上がって行きます。

月謝は高くても習いたい!でも日本刺繍を習える教室が近くにない、少ない・・・ということもあります。

私は、約3年教室に通いましたが、出産を機に通うのが難しくなり辞めることにしました。その後、習っていた先生が引っ越しされましたので、もう習うことは出来ません。

子供の手が離れたら、またいつか日本刺繍をやりたいなと思っていましたが、それも難しそうです。

もし、お住まいの近くに日本刺繍教室を開いている先生がいらっしゃるなら、それはすごく貴重だと思います。なかなか気軽に始められるものでもありませんが、体験教室などがあれば一度参加してみるのもいいかもしれません。

日本刺繍の教室を探す方法

日本刺繍の教室を探すには、まずは展示会に行ってみるのがおすすめです。展示会は、たいていどこかの教室の生徒さんの作品を展示してくることが多いので、そこには日本刺繍の先生もいらっしゃる可能性が高いです。

教室をネットで検索しても、なかなか探し出せないこともありますが、展示会で検索したり、展示場で検索したりすると結構ヒットしたりします。

私も、習っているときは何度か展示会に作品を出品していただいたり、TVにも出させてもらったこともあります。(もちろん地元ローカルですが)

その頃の作品は、今でも大切に保管しています。お恥ずかしいですが、その作品の一部をご紹介します。

これは、習い始めて1年くらいで作った作品です。1年目にしてはなかなか上手く出来てるかと(?)これでも先生にはいつも褒められていたんですよ。

ちなみにこれくらいの作品でも、売りに出せば数万円にはなるそうですよ。

日本刺繍は敷居が高くて、今ブームのハンドメイドサイトで決してバンバン売れるというアイテムではありませんが、日本刺繍のファンは世界中にいます。

いい素材(糸や生地)を使い、正しい技法で作られた作品は、高いお金を出してでも欲しいという人がたくさんいます。先生の作品ともなると何百万の世界です。すごいですよね。

昔は、日本刺繍を習えるのは身分の高いお金持ちの人だけだったそうです。一般人が習えるようなものではなかったと、いつも先生はおっしゃっていました。

そんな歴史のある、伝統工芸を習えるってすごく価値のあることだと思います。

ぜひ、若い人にも挑戦してみてもらえたら嬉しいなと思います。そして、私もまたいつか、京都や東京まで日本刺繍を習いに行けたらいいなと思っているのです。

日本刺繍を始めるなら、キットがおすすめ

こんな、ちょっと初心者にはハードルの高い日本刺繍ですが、教室へ通う前にキットや関連本で少し知識を入れておくといいと思います。

2019年に発刊された「ちいさな日本刺繍」は、初心者でも始めやすい、そして今風にアレンジされた図案でおすすめです。↓これなら、始めてみようかなという気持ちになると思います。

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日本刺繍は、専用の道具がないと始められません。ネットで扱っているショップも少ないですが、ユザワヤにありました!↓

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教室に通えばもっと本格的な道具を購入する必要があると思いますが、これでとりあえず日本刺繍をスタートすることは出来ます。

決して安いものではありませんが、いきなり教室に通うのはハードルが高いと思う方は、こういうキットから始めてみるものいいかもしれませんね。

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