ハンドメイド販売を始めたばかりの初心者さんや、これからハンドメイド販売を始めようとしている人にとって、「どこで販売するか」「初心者でも売りやすいのはどこか」というのが気になるところだと思います。
私がハンドメイド販売をしたころは、まだハンドメイドサイトやフリマサイトもなかったので主に「ヤフオク」でしたが、今では販売できる場所は本当にたくさんあります。
販売する場所は一か所ではなく、出来れば何か所かでやるほうがおすすめですが、初心者さんは最初からあれやこれや手を出すといっぱいいっぱいになってしまうので、まずは一か所からスタート。少し慣れてきたらもう一か所。という風にしていくのがいいと思います。
では、私が初心者におすすめしたいミンネについて詳しく解説していきますね!
ミンネは売れない?
ネットで「ミンネ」「minne」と検索すると「売れない」というキーワードがたくさん出てきます。
ミンネの作家数は50万人を突破(2019年1月の時点で)したと、ミンネの公式サイトで発表されていました。50万人ですよ。
中には登録しただけで販売や活動をしていない作家も含まれますが、それにしてもものすごい作家数です。
ミンネとよく比較される「クリーマ」(Creema)が15万人ということなので、比較にならないくらいミンネの方がユーザー数が多いということになります。
ということは、ライバルが多くて売れない?もちろんそれもあると思います。50万人も作家がいれば、「売れる作家」と「売れない作家」が出るのは当然のことで、だからネットでも売れていない作家さんの記事があふれているということになります。
でも、何にもしないでそんな「売れない作家さん」の言っていることだけを聞いて「じゃあ、やらない」のはもったいない!「売れている作家」もたくさんいるのは事実です!
そしてミンネは初心者にもおすすめしたいポイントがたくさんあるんです!
売れるか売れないかは、やり方次第。売れるチャンスはいくらでもあるのです。
私がハンドメイド販売初心者さんにおすすめしている販売場所に、もうひとつ上げているのが「メルカリ」ですが、メルカリをおすすめしている理由も一番はユーザー数の多さです。
ユーザー数が多いということは、ライバルももちろん多いですが、たくさんの人の目につく、興味を持ってくれる人がいる可能性が高いというメリットがすごく大きいんです。
まずは作品を見てもらわないと話になりませんからね!
クリーマ(Creema)よりミンネ(minne)をおすすめする理由
ハンドメイドマーケットの大手と言えば、クリーマ(Creema)とミンネ(minne)の2つに絞られるでしょう。他にもハンドメイドを販売する場所としてはフリマアプリやインスタグラム、BASEなどいろいろありますが、今後もこの2社がハンドメイド事業を引っ張っていくだろうと予想されます。
とかく比較されがちなこの2つのマーケットですが、まずは大まかな違いを見てみましょう。(※2019年11月現在の情報です。情報は変更される可能性があります。)
クリーマ | ミンネ | |
月額利用料 | 0円 | 0円 |
販売手数料(税抜) | 10% | 10% |
振込手数料 | 売上合計3万円未満176円 | 振込1回につき175円 |
売上合計3万円以上275円 | ||
作家数 | 15万人 | 50万人 |
作品数 | 約700万点 | 約1000万点 |
購入者の決済方法 | クレジットカード | クレジットカード |
銀行・ゆうちょ振込 | 銀行・ゆうちょ振込 | |
コンビニ支払い | コンビニ支払い | |
auかんたん決済 | 後払い | |
d払い(ドコモ) | d払い(ドコモ) | |
ソフトバンクまとめて支払い | Apple pay | |
Google pay | Google pay |
クリーマの販売手数料は、これまで売上金額に応じて変動する方法を取っていましたが、2019年5月1日に一律10%に改定されました。
これによって、販売手数料はクリーマもミンネも同じ。振込手数料や購入者の決済方法もほぼ同じになりました。
他にも細かな違いはありますが、大きな違いといえば作家数と作品数くらいということになりますね。その他、ミンネの主な特徴をまとめてみました。
登録・出品が簡単。1点だけでも、展示だけでもOK!
まず、作家の登録方法や、作品の出品方法もシンプルで本当に簡単です。初心者でも問題なくハンドメイド販売を始めることが出来ます。
出品数も多いことに越したことはないですが、少なくても大丈夫。自分のペースで作品をアップしていくことが出来ます。
もう少しハンドメイド販売も本格的になると、自分でネットショップを持ちたいと思うようになるかもしれませんが、ネットショップとなるとある程度の作品数がないとお店として魅力を出すには難しいですよね。
でも、ミンネに訪れるお客様は「ミンネというネットショップの中の一つの作品」として見てくれるので、1点からでも気軽に出品出来ます。
また、販売しなくでも「展示」だけすることも出来ます。展示だけなら、忙しくて今は販売してお客様と連絡を取ったり、発送したりする余裕がないという人でもあなたの作品をたくさんの人に見てもらえるチャンスです。
これは、登録しないのはもったいないですよね。販売する予定がまだなくても、とりあえず作家登録をして作品を展示するだけでもおすすめです。
minneのアトリエが東京・福岡にある
ミンネにはアトリエが東京と福岡にあります。(神戸は2019年10月31日でクローズ。)度々TVでも紹介されているので、知っている人も多いと思います。アトリエでは展示されている作品を自由に見ることが出来たり、自分の作品の撮影場所として利用することも出来るそうです。
他にも作品の受け渡し場所として利用したり、作家同士の交流の場として利用したり、本当に気軽に誰でも利用できるスペースになっています。
予約は必要ですが、料金はかかりません。
こんなアトリエ、全国に増えると嬉しいですね。
作家向けの勉強会やワークショップを開催
minneのアトリエでも勉強会やワークショップなどのイベントをやっていますが、アトリエだけでなく、全国の様々な場所でもこういったイベントや委託販売を開催しています。
ネット上のハンドメイドマーケットと思いきや、実はリアルイベント、リアル販売もすごく精力的に活動をしているんです。ミンネのイベント等に出店されるような作家さんはみんなクオリティが高いので、
お住まいの場所の近くで開催されることがあれば、ぜひ作品を直接自分の目で見て触れてみることをおすすめします!
2020年3月 ミンネハンドメイドマーケットが埼玉スーパーアリーナで開催決定
毎年開催されるミンネハンドメイドマーケットが、2020年は3月28日(土)、29日(日)の2日間埼玉スーパーアリーナで開催されます。
出店料はコンパクトブースで1日だと15,200円(税込)、両日だと27,500円(税込)だそうです。締め切りは11月18日まで。
どうやら出店するには選考があり、それに合格しないといけないようですね。
さすが、クオリティの低い作品は出店できないというわけです。ミンネのイメージにもつながりますからね。
ミンネのハンドメイドマーケットについて詳しく書いている記事はこちら↓
1度はこんな大きなイベントに出店してみたいものです。そして、お客としてもいつかは行きたいと思いながら数年が経ちました・・・。来年こそは行ってみたいと思っていることろです。
このように、ミンネはハンドメイド販売をする人にも、ハンドメイドを購入したい人にもうれしい活動を本当にたくさんしています。でも、実はクリーマも、同じような活動をしているのです。
当たり前といえば当たり前ですよね。ライバルがやっていることは常に把握しているだろうし、作家や購入者の需要に答えられるように考えていれば、おのずと活動も同じようなものになっていきます。
そんなクリーマとミンネですが、ミンネをおすすめする理由はやはり知名度とユーザー数の多さです。
私の周りでも、特にハンドメイドにすごく興味があるわけではない人でもミンネは知っていますがクリーマは知りません。ミンネでは買い物をしたことがあるけど、クリーマではしたことがないんです。
これって、メルカリとラクマでも言えることですが、やっぱり知名度とユーザー数の多さで売れ方も変わります。
似てるんだけど、使っている人が多いということは必ず理由があるんです。使いやすいとか、品ぞろえがいいとか、検索しやすいとか。
私も以前はクリーマに登録していましたが、何となくミンネの方が使いやすくて、今はミンネ派です。
また、度々メディアでもミンネを紹介されているので、人気商品になれば一気に知名度が上がり、売れる可能性も秘めています。人気作家としてTV出演したり、イベントに呼ばれたりすることも出来るような大きなマーケットなんです。
好き嫌い、合う合わないもありますし、作品によってはどっちだと売れやすくてどっちだと売れにくということもあるので一概には言えませんし、クリーマはやめた方がいいと言っているわけでもありません。
ただ、私が実際に利用していてミンネは本当に使いやすいし、忙しい主婦でも無理なく出来る販売サイトだと思います。
ミンネの登録方法
では、初めてミンネを登録する方のために登録方法を詳しく解説します!
①まずはミンネにログインします。
「会員登録」のタブをクリックし、メールアドレス、パスワード、ユーザーIDを入力します。
②するとこんな画面になりました。もし出てきたら指示に従ってクリックしてください。
③はい、もうこれでミンネに登録ができました。でもまだアカウントを取得しただけですので、ここから作家としての登録をしていきます。「会員ページ」をクリック。
④するとこんな画面になります。右上の「作家登録をはじめる」をクリック。
(作品を販売するには、作家登録が必要)
⑤すると、「メールアドレスの確認」と出てきますので、先ほど登録したメールアドレスをもう一度入力して「確認メールを送信する」をクリック。
⑥入力したメールにミンネから「メールアドレス確認のお知らせ」というメールが届きます。そこにURLが記載されているので、アプリかWebかを選んでクリックしてください。
(有効期限は2時間)
⑦クリックするとこんな画面になり、「メールアドレスの確認が完了しました」と表示されます。「次のステップへ」をクリック。
⑧次に自分の名前や電話番号など必要事項を入力し、「更新する」をクリック。
⑨最後に電話番号の確認のページが出てきます。SMS(ショートメッセージ)か自動音声で認証コードを受け取り、入力したら作家登録の完了です。
この電話番号認証のシステムは2019年3月に導入されました。私がミンネに登録したころはなかったです。でも、これからの時代は不正を防止するためにこういったシステムは必須になることでしょうね。
販売する作家としても、購入する側としても安心して利用できますね。
まだハンドメイドマーケットに登録するのは早いかな?と思っていた初心者の方の後押しになれば嬉しいです。やってみると意外と簡単ですよ!
ミンネの公式サイトはこちらからどうぞ↓