メルカリは、ハンドメイド販売をする上では外せないアプリです。
特に初心者さんは、絶対にやった方がいいです。
ただ、何の気なしに出品しても売れないでしょう。
メルカリで売れるには、メルカリで売れる商品を、売れる時間帯に、売れる価格で販売する必要があります。
販売するサイトや場所によって、売れるものは違ってきます。
メルカリではどんなハンドメイド品が売れているのかを徹底的に調べてみました。
メルカリで売れているハンドメイド品ってどんなもの?
まず、どうやって売れているものを調べるかというと、
①メルカリで「ハンドメイド」のジャンルを見て、SOLD OUTになっている商品を見つけます。ここでチェックするのは、自分が作っている、また作ろうとしているものに近くて、価格も自分が設定しようと思っているくらいの商品であること。
②今回は1,200円でSOLD OUTになっていたトートバックをチェックしてみました。
次にその商品を販売している人の他の商品を見てみます。
すると、他にもトートバックやショルダーバックを販売していて、6,000~10,000円位の価格ですべてのものがSOLD OUTになっていました。
③とても人気のハンドメイド作家さんという事が分かりますが、次にSOLD OUTになっている商品のコメントのやり取りを見てみます。
すると、コメントが47件!
そのコメントに売れるヒントが詰まっています!
例えば、
購入希望者:「裏地はシンプルで、ファスナー開きにしてもらえませんか?」
購入希望者:「今後、このようなデザインで再出品の予定はありますか?」
購入希望者:「子供にプレゼントしたいので、ショルダーの長さは〇㎝くらいにしてもらえますか?」
購入希望者:「以前出品されていた○○のバックを、また作ってもらえませんか?」
その他のSOLD OUTの商品も見てみると、「次はいつごろ出品されますか?」などというコメントが多く、そして出品者は製作がなかなか追いついておらず、たくさんの人が購入出来るのを待っている状況というのが見えてきます。
これらのことから、この作家さんが作っている商品は、需要があって、しかも供給が追い付いていないという事が分かりますね。
もちろん、この作家さんだからこそ人気というのもありますが、それでも商品そのものに需要がなければ売れないでしょう。
④このようなやり方で、需要があるものをどんどんピックアップしていけば、今、メルカリで何を作れば売れるのかが分かってきます。もちろん、他の作家さんの作品をそっくりそのまま真似して作るというわけではないですよ。
ただ、市場調査はすごく重要です。
めんどくさいと思うかもしれませんが、やみくもに商品を作って売れ残るよりはずっと現実的です。
ちなみに私がこのやり方で分かったのは、メルカリでは「リメイク品」(デニムのリメイクバックなど)が売れるという事です。しかも、価格も高めです。他にも売れている商品は色々とありますが、それはご自身で調べてみて下さいね。
売れる時間帯に出品せよ!
メルカリで売れるためには、出品する時間帯も大事です。
作っている商品のジャンルによって、売れる時間帯は変わります。
7:00~9:00 | OLさん向けのもの(トートバック、ポーチなど) |
---|---|
10:00~12:00 | 主婦・ママさん向けのもの(キッズ・マタニティなど) |
12:00~13:00 | OLさん向けのもの |
14:00~16:00 | 主婦・ママさん向けのもの |
17:00~19:00 | 売れにくい時間(OLさん帰宅中・主婦夕食準備などでバタバタ) |
20:00~23:00 | 全ての商品が売れやすい |
23:00以降 | マニアックなもの |
自分が作っている作品が、主婦やママさん向けのものなら午前10:00頃か、14:00時頃に出品すると売れやすいという事です。
20:00~23:00はゴールデンタイムと言われ、どんな商品でも売れやすいと言われています。
基本的に、人は一息ついたときにスマホを見る傾向があるので、家事や仕事が一息ついた時、一週間で言うと金曜日が売れやすくなります。
メルカリは出品者もたくさんいるので、出品されるとどんどん商品は後ろの方に表示され、購入者に気付かれにくくなってしまいます。
なので出品する時間帯はすごく大事です。
また、メルカリはいろんなキャンペーンをしていますが、そのキャンペーン中は売れやすくなるのでねらい目です。1,000円以上で5%OFFというキャンペーンなら、980円で売るより1,000円で売るほうが売れる可能性が高いということです。
値下げは一切対応しない
ハンドメイド品は値引き交渉には対応しないが基本です。
メルカリでの取引を見ていると、「ハンドメイド品は値引き交渉をするべきではない」という暗黙のルールがあるのかな?と思うくらい、値引き交渉をしてくる人はほとんどいません。
ほとんどの人は、ハントメイド品ということを認識した上で買っていただけると思いますが、中には値引き交渉をしてくる人もやっぱりいます。
そんな時は、きっぱりとお断りをしましょう。
ハンドメイド品は、材料代、作業代、その他経費なども掛かっているので、そもそも値下げすることを前提としていません。すべてを考慮して値段をつけているはずです。
私も以前、トートバックを2,000円で販売していた時、「1,000円だったら買うけど」と言われたことがあります。いきなり半額です。これはありえませんよね。
1,000円で売るくらいなら、売らない方がいいと思います。値下げ交渉に対応していたらきりがないですし、そのやりとりしている時間が無駄です。
値下げ交渉には応じないことをきっぱりと伝えましょう。
ハンドメイド品を売るコツ~本当におすすめできる方法
メルカリで販売されているハンドメイド品はものすごく多いです。
そして、似たようなものが本当に多い。
プロフィールなどに「模倣禁止!!」と書いている人も多く見かけます。それだけ、真似する人が多いという事です。
既にたくさん出回っているような商品で勝負しようと思うと大変です。メルカリだからと言って、安ければ何でも売れるというわけではありません。
私の知っているハンドメイド作家さんは、まだハンドメイド販売を始めたばかりでくるみボタンのヘアゴムだけを売っていました。とってもかわいくて、価格も300~500円くらいで地元のイベントなどでは結構売れ行きが良かったです。
ですが、そのヘアゴムをメルカリで350円で販売したところ、全く売れなかったそうです。
売れないどころか、全然見てももらえない。閲覧数も一桁。
そうです、安くてかわいいだけじゃ売れないんです。
実際、メルカリで売れているハンドメイド品も、極端に安いものはありません。売れているのは1,000円~10,000円位のもので幅は広いですが、メルカリだからと言ってチープなものばかり売れている訳ではないです。メルカリユーザーも、本当に欲しいものじゃないと買ってくれません!
やっぱりどれも似たり寄ったりで、誰かの真似をしているんだろうなぁと思えるような作品はたくさんの商品の中に埋もれてしまいます。
自分のオリジナリティを出すなら、例えば「男の子用のくるみボタンのパッチンピン」にするとか。実際男の子を持つママさんが、「なかなか男の子用のヘアピンってなくって」と探していました。
メルカリは、他のサイトやアプリの中でもダントツに反応が早いです。
需要のある商品なら、出品したとたんに閲覧数がどんどん上がって行きます。同じ商品を例えばラクマに出品しても、閲覧数の伸びはメルカリに比べたらものすごくスローです。
たくさんのユーザーがいるという事は、たくさんの人に見てもらえる可能性があり、売れる可能性も高いという事です。
そんな反応の早いメルカリは、出品して数秒で売れることもしばしば。
そんなメルカリの特徴を生かして、メルカリでハンドメイド品を売るとっておきの方法を教えます。
それは、出品時間を予告しておくこと!!
どういうことかというと、例えば、ママさん向けのトートバックを販売する時。出品時間を20時と決めます。そしたら、自分のプロフィール欄に
「〇月〇日、20時からトートバックを出品します!1点ものですので、気になる方はお早めにどうぞ。コメントの途中でも即購入の方を優先します」
という感じで予告しておくのです。
そうすると、あなたの商品に興味を持ってくれたお客様が20時になるのと同時に訪れてくれます。
こうすることで、お客様を「どんな商品が出品されるんだろう?自分好みだったら買いたいな」という心理にさせてしまうのです。「いいね!」を付けてくれている人が数人いれば、そこで購入を競い合ってくれるかもしれません。
このやり方は、すでにやっている人もたくさんいますが、そうはいってもやっていない人の方が多いです。
ただ、商品数が少なく、取引件数が少ないうちはこれをやってもあまり効果はありません。
ある程度取引経験をして、ハンドメイド品もいくつか売れてきてからやることで効果があるので、まずはメルカリで需要のあるジャンル・商品を調べて、作るものを決めて、いくつかのハンドメイド品を販売して、売れてから始めてみましょう。
売れた商品は、削除せず残しておきましょう。SOLD OUTした商品のラインナップはあなたのカタログのような役目になります。そうすることで、あなたがどんな作品を作っている人なのかという事を分かってもらえるんです。
本当に売れますので、やってみる価値はあると思いますよ!
あ、商品自体に魅力があることが大前提なので、そこはお忘れなく・・・。