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初心者でも編める!アクリルたわしの簡単なお花の作り方

アクリルたわしを使ったことがありますか?

(2020年1月15日放送のヒルナンデス ハンドメイド主婦に弟子入り!のコーナーでアクリルたわしが紹介されました!)

最近はアクリルたわしではなく、エコたわしと呼ばれることが多くなっているようですね。エコたわしって言った方が今っぽいかもしれません。

アクリルたわしって、地域のバザーとかで売られていて、安っぽくてダサい物。そんな風に思っている人も多いんじゃないでしょうか。

確かに、ありふれています。

だけど、おしゃれなアクリルたわしもたくさん存在していることをご存知ですか?

アクリルたわしなんて古臭くて興味ないわーという人にも、ぜひ知ってほしい、おしゃれできっと欲しくなる&作りたくなる&販売してみたくなる情報をお伝えします!

アクリルたわしの販売価格の相場は?

アクリルの毛糸って、すごく安く買えます。100均でも基本の色は購入することが出来ますが、作品にこだわりが出てきて、微妙なニュアンスの色が欲しい時は物足りなくなってくるでしょう。

それでも、手芸店などで購入してもそう高いものではありません。

アクリルたわしをミンネで検索すると、約4,300件、エコたわしで検索すると約2,600件ヒットしました。(2020年1月現在)

意外だったでしょうか?

今、アクリルたわしもおしゃれでかわいくて、「インテリアとしても使える」ようなものがたくさん出てきています。キッチンや洗面所などに置いてあるとおしゃれ。そんなアイテムになってきていると思います。

では、アクリルたわしの販売価格の相場はいくらくらいなのでしょうか。

価格は平均300円~1,000円といったところです。

やはり安いですね。

ここで気を付けたいのですが、300円のアクリルたわしは、売れません。

もともとチープ感が強いアイテムだからこそ、価格も見た目もチープな物は、誰も欲しいとは思わないでしょう。

わざわざお金を出してアクリルたわしを買う人は、「ちょっと高くてもおしゃれな物」「使わずに飾っておけるくらいのクオリティの物」が欲しいんです。

アクリルたわしは材料費も安くて簡単作れるから、どんどん作ってどんどん売ろう!という考えだと、作っても作っても売れない、という事になります。

実際、ミンネやメルカリでもたくさんのアクリルたわしが出品されていますが、300円くらいのありきたりなデザインのものは売れていない印象です。

逆に売れているのは、もう少し価格が高めで、デザインが個性的な物。季節を意識したデザインの物が売れています。

アクリルたわし=売れない

一般的にはそういうイメージかもしれません。

しかし、実際は地味にこつこつ売れる定番アイテムでもあります。

先日、2020年初のハンドメイドのイベントへ行ってきましたが、アクリルたわしを販売している作家さん、いました。

そして、売れてるかな?とちょっと様子をみようかなと思った瞬間に、若い女性のお客様が購入していました。

デザインはお花で、ちょっと北欧っぽいイメージのもの。価格は400円くらいだったと思います。イベントでは高いものは売れにくいですから、この価格でも妥当だと思います。

イベントでは特にこういったアイテムは買いやすいかもしれませんね。イベントに行ったら、「何かを買って帰りたい」という心理になりやすいので、「イベントに行った証に」「お土産に」と購入する人も多いです。

アクセサリーなどは好みが分かれますが、アクリルたわしはお土産やプレゼントにもしやすいです。もちろん、デザインやクオリティの問題もありますけどね。

イベントじゃなくても、実は「アクリルたわしユーザー」は私を含め、結構います。消耗品なので、古くなったらまた買ってくれるという可能性もあります。

「私はアクリルたわしはこの作家さんのものを使うことにしている」

というお客様が少しでも増えれば、その常連さんだけでも安定して売り上げを上げることも可能です。

消耗品で言うと、私の知っている作家さんはオーガニックコットンで作ったヘアターバンを作っている人、フリースで作ったふきんを作っている人がいますが、どちらもリピーターが多く、もう何年も定番商品として人気です。

そういう定番商品がひとつあるといいですね。

基本の「花」モチーフを作ろう

では、アクリルたわしの定番モチーフの「花」を作ってみましょう。

かぎ針でお花モチーフを編むのは基本中の基本です。くさり編み、こま編み、長編みだけで出来るので、初心者がまず出来るようになりたいモチーフです。

お花の編み方も色々とありますが、今回は「アクリルたわし」にするという前提で、一般的なアクリルたわしとしてちょうど良いサイズに仕上がる編み方を紹介します。

初心者向けで、一番分かりやすいと思ったこちらの動画を参考にしてみて下さい↓

これさえマスターすれば、色々とアレンジも可能です。

最初の長編みを一周してから花びらの色を変えれば、北欧っぽいデザインにすることも可能です。細めの毛糸で、小さいお花にすればヘアゴムやヘアピンにしたりすることも出来るし、麻素材で編めばコースターにも出来ます。

慣れて来たら、花びらを重ねた立体的なお花もすぐに編めるようになるでしょう。

お花モチーフは簡単に編めて、かぎ針の定番ですがずっと人気です。ただ、色合わせによってはちょっと安っぽく見えてしまったり、そもそも編み方が緩すぎる、きつ過ぎるなど技術的に残念なものはたわしにすると使いづらいです。

今の時代に受け入れられるデザインを意識することは絶対に大事ですよ。

また、お花モチーフだけでなく、こんなデザインにしても面白いです↓

これは中にスポンジを入れているので、使い心地もよさそうですね。

他にもドット柄なども人気です。ドットを編むのはちょっと大変ですが、仕上がりはとってもかわいいですよ!

私もかぎ針でドットの柄はよく編んでいます↓(ドットは定番の人気!)

おすすめのアクリルたわしの本

アクリルたわしの本もたくさん出ていますが、検索する時は「エコたわし」と入力してみて下さい。アクリルたわしではあまりヒットしません。

やはり、販売する時も「アクリルたわし」より「エコたわし」にした方がいいかもしれませんね。

私がおすすめしたいエコたわしの作り方の本をいくつかご紹介します。

まいにちエコたわし

 

立体のお花モチーフや、ドット柄の編み方も載っています。初心者さんでも簡単に編めるものばかりなのでおすすめです。

北欧テイストのエコたわし

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

北欧テイストのエコたわし かぎ針ですぐ編めて洗剤いらず
価格:1320円(税込、送料無料) (2020/1/13時点)

 

北欧っぽいデザインで作りたかったら、この本がおすすめです。エコたわしでは定番で人気なのが北欧のデザインです。

大好きエコたわし

こちらは、ちょっと凝ったデザインのものが作れます。ケーキや目玉焼きのモチーフも編めます。アイディアの参考にもなると思いますよ。

せっかくなので、おすすめのアクリル毛糸もご紹介しておきますね!

アクリルたわしで編む毛糸は、「極太」あるいは「LL」を選んでくださいね。太い方が、モチーフがへたりにくいです。細い糸だと、たわしとして使いづらいなと、個人的には思います。極太が一般的です↓

 

やっぱり100均より質も良く、色味もいいと思います。100均の毛糸で練習したら、今度は少しこだわって毛糸選びをすることをおすすめします。

少しでも、ハンドメイド販売としてのアクリルたわしの可能性を感じていただけたでしょうか?素敵なアクリルたわしなら、私も欲しいです♪

「自分で編めるでしょ」ってよく言われますが、やっぱり他の作家さんの作った素敵な物は自分がハンドメイドをしていても欲しいのです。

ハンドメイドが好きな人は、作ることも、買う事も好きな人が多いですから、他のハンドメイド作家さんが欲しがる可能性だって十分にあります!

ハンドメイド作家は、より「個性的なもの」「珍しい物」が大好きですから、参考にしてみて下さいね。

100均の材料で作ったハンドメイド品を販売しても大丈夫?100均の材料は品質が悪い?販売したらばれる?ハンドメイド販売で100均の材料を使うべきか、使わないべきかを検証!...

アクリルたわし(エコたわし)は実はエコではない事実

この記事を書きながら、色々と改めてアクリルたわし(エコたわし)について調べているうちに、ショッキングな記事を見つけてしまいました。

国内のメーカーなどでつくる日本化学繊維協会(東京)は「アクリルたわしで洗い物をすると、アクリル繊維の衣料品を洗濯した場合と同様に繊維くずが河川に流れる可能性はもちろんある」と説明。担当者は「洗濯時に排出される繊維くずの測定方法の開発にも取り組んでいる。先進地の欧州とも情報交換し、科学的知見に基づいて対応していきたい」と強調した。

(西日本新聞)

つまり、今世界中で問題視されているマイクロプラスチックによる河や海への汚染の可能性があるというのです。

エコだと思っていたのに、エコではなかったなんて・・・。

エコではないどころか、環境汚染をしていた可能性があるなんて、ショックでした。

ただ、この記事でも「可能性がある」という言い方なので、実際のとことはどうなのかは分かりません。ただ、エコたわしを作る側も、決して無視は出来ないなと思い、書かせていただきました。

「マイクロプラスチックを含まない毛糸でたわしを作る」というものが今後出てくるかもしれません。

とりあえずは、アクリルたわしユーザーの私ですが、使用を控えようと思いました。アクリルたわしだけでなく、いわゆる「激落ちくん」もマイクロプラスチックが削れて流れ出るそうです。

ハンドメイド作家も、こういったことは考えないといけないな、と思ったのでした。