布小物というのは、主にバックやポーチや、はぎれで作った小さなアイテムのこと。
ハンドメイド品の中でもやっぱり常に安定して売れるのはこういった布小物ではないでしょうか?
特にイベントなどでは、布小物がよく売れます。
売る場所によって多少違いはあるにせよ、やっぱり大きなものより、小さな物の方が買いやすい、というのもあると思います。
布小物を作っている作家さんの数もものすごく多いですが、最近ちょっと思うのは
「なんかつまんないな・・・」ということです。
作品が、みんな似たり寄ったり。そう思ったことありませんか?
これだけハンドメイドがブームになり、作る人が増えれば、人と違うものを作るのも大変です。同じ雑誌を読み、同じハンドメイド関連の本などを参考にしていれば、おのずと作品も似て来ます。
オリジナリティを出す簡単な方法は「布合わせ」です。
複数の布を組み合わせるだけで、簡単に「あなただけの布」が完成します。その布で作品を作って他の作家さんとの違いを見せましょう!
ハンドメイド「布小物」の売れ筋ランキングベスト3を紹介!
では、布小物の中でも、今特に売れ筋の商品をご紹介します。
1位 マスクポーチ
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2020年9月現在、マスクポーチはかなり売れます。
楽天でも↑このような手作りのマスクケースがたくさん販売されており、需要もあります。
シンプルな物から、仕切りがたくさん付いたものまで様々です。
ポケットティッシュが入るサイズのポーチも売れ筋ですが、今、ファスナーポーチを作るなら「マスクポーチ」として売りましょう!
ラミネート生地のものも人気ですが、「ポーチも洗いたい」という人も多いので布製で洗濯しても乾きやすい素材のものも需要があります。
マスクは毎日つける物なので、まとめて何個か買ってもらえる可能性もあります。
マスクを入れるだけでなく、通帳を入れたりペンケースとしても使えたりするサイズを意識して作り、それをアピールするといいと思います。
また、ポーチじゃなくてもこんな「マスク置き」ならもっと簡単に作れてしまいます。↓
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わが子の小学校でも、給食の時に外したマスクを置いておく場所がないという事で、布を重ねて縫っただけの「マスク置き」が支給されました。
ファスナーもボタンも何もついていませんが、マスクの置き場に困らないという優れものです。
その「超簡単なのに優れもののマスク置き」の作り方はこちらの記事で紹介しています↓
かわいい布で作れば、子供用にママさんが買ってくれるかもしれませんね。
2位 はぎれを合わせたポーチ
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布合わせの達人と言えば、このお2人。私も大好きな猪俣友紀さんとkomihinataさん。
お2人とも布合わせがとてもセンスが良くて、パッと見ただけで目を引く作品をたくさん作っていらっしゃいます。
(猪俣友紀さんの布合わせが好きで、作品集のフォトブックも持ってます)
布合わせをする時には、色の仕組み(色相環)を勉強しておくとすごく参考になりますが、手っ取り早いのはセンスのいい人を真似することです。
真似していくうちにだんだんと「この色とこの色は相性がいいんだな」と言うのが分かって来ます。そして自分はこういう合わせ方だ好きなんだなと言う発見もあったりします。
デコレクションズさんでは、お2人がセレクトしたはぎれセットが販売されているので簡単に誰でもセンスの良い布合わせが出来てしまいます。
参考作品例もたくさん紹介されているのでとても参考になりますよ!
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余裕がある人は、色彩検定を勉強して資格を取るのもおすすめです!
1級は難しいけど2級なら頑張れば合格出来ます!私も2級をユーキャンで勉強して合格しました!
3位 巾着トートバック
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ここ数年、「巾着」がブームです。
巾着と言うと少し前までは「子供が持つもの」「ダサいもの」というイメージだったかもしれませんが、最近ではアパレルブランドも巾着バックを多数販売していますし、韓国の巾着トートバックがかわいいと人気になったりしています。
巾着のポーチの状態だと持ち歩きにくいですが、持ち手を付けてトートバックにしたり、ショルダーバックにしたりすることで普段使いもしやすくなりました。
また、レジ袋有料化にともなって、おしゃれなトートバックを探している人もたくさんいます。
大きなサイズだけでなく、コンビニなどでも使いやすいミニサイズの巾着トートバックもとても人気があります。
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↑このような男性でも持てるような巾着バックもおしゃれで人気があります。
間違いなく数年前なら考えられませんでしたね。男性が巾着を持つなんて。
センスがいいと言われる布合わせのコツは?
布合わせのコツについても少し説明させていただきます。
まずはセンスのいい人の真似をすることですが、それでも基本的な事を知っているか知っていないかでは全く違うと思います。
適当に合わせて、奇跡的にものすごく素敵な組み合わせになるっていうこともありますが、
ぜひ3つのポイントは覚えておいてください。
①色のトーンを出来るだけ合わせる。
色んな色を使うとしても、トーンは合わせた方が統一感があります。まったく同じじゃなくてもいいですが、あまりかけ離れていると全体で見た時に違和感が出ることもあります。
②柄と無地の分量のバランスを考える
ここがセンスの見せどころとも言えますが、コツとしては無地の分量が多くなり過ぎないようにする、という事です。柄6:無地4くらいの割合をベースに考えるといいと思います。
③タグなどで異素材の物をワンポイントでつける
これは布合わせとは言わないかもしれませんが、布素材の中に、革タグがちょこんとついていると作品が締りますよね。こんな風に、ワンポイントで異素材のアイテムを加えるとワンランクアップすると思います。
革タグの他にも、ファスナーの引き手部分にタッセルを付けたり、毛糸のポンポンを付けたり。または布合わせで一部だけファー素材を入れたりするのもおすすめです。
でも、これらはあくまでも基本なので、必ずしもこうでなければいけないという訳ではありません。
いろいろやってみて、意外な組み合わせがすごく素敵に出来ることもありますし、それも楽しい作業です。ですが、布合わせに迷ったら参考にしてみて下さい。
また、普段の生活の中で、自分の周りにある色んなデザインを見てみるもの勉強になります。
例えば、わかりやすいのは北欧の雑貨や布。色合わせが特徴で「北欧っぽいな」て見ただけでもすぐ分かりますよね。この色をこの色を合わせてるの素敵だな、とか、自分が好きだな、とか感じると思います。
他にも、雑貨屋さんに置いてある小物とか、便箋とか、または洋服屋さんでもいいし、生地屋さんで布の柄を見てもいいし。とにかく私たちの周りにはデザインされたものがあふれていますよね。
今までは何の気なしに見ていたかもしれないけど、「こんな色で合わせてるんだ」とか、「これ、センスいいな」とか、作り手目線で見てみると結構楽しいし、勉強になりますよ。
布合わせの小物を作るのは意外と手間がかかる
布小物は少ない材料で、小さなスペースで、短時間で作れるとは思いますが、布のパーツをいくつも合わせて作品を作るのは結構大変です。
その中でも1番時間がかかるのは「布合わせを決めるまで」です。
あーでもない、こーでもないと布を並べてパズルを合わせるような作業は、楽しいですけどあっという間に時間が経ってしまいます。
忙しい主婦は時間との闘いですので、出来るだけスムーズに作業を進めたいですよね。
なので、布合わせを考える前に、まずはある程度の完成形をイメージしましょう。
例えば、「ブルー系で、花柄をチェック柄を入れよう」とイメージして、布を並べる。たったこれだけのことですが、ノープランで「今日はどの布使おっかな~」なんていう気持ちでやるのとでは全然違いますよ。
ちょっとしたことですが、完成形をイメージするって大事です。よかったら参考にしてみて下さいね!
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