ハンドメイドの長財布って難しそう。
初心者にはとても無理。
そんな風に思っている人も多いと思います。
確かに、トートバックや巾着を作るよりはハードルが上がるかもしれません。接着芯の選び方も重要だし、がま口となるとますます難しそう。
でも、ハンドメイドの長財布って人気アイテムのひとつです。そして、作る側(作家)としてもいいことが色々とあるんですよ!
では、詳しく見て行きましょう!
長財布は実はコストがあまりかからない
ハンドメイドの長財布を作る時の材料ですが、実はあまりコストがかからないんです。
材料として主なものは
・表布・裏布
・接着芯
・口金などの金具
ですが、布も接着芯もバックなどを作る時と比べてみて下さい。
すごーく少ない量で作れてしまいます。
財布はバックなどに比べて小さいので、材料が少なくて済む=コストが安く済むんです。
材料を全部並べてみるとよく分かると思います。「これだけでいいんだ??」とちょっとびっくりします。
コストが安い上に、長財布って凝っているイメージ(実際手は込んでいるし)があるし、お金を入れるものなのであまり安いものは持ちたくないという心理もあるので、結構な高値で売れるというメリットもあります。
だけど、作るのに手間がかかるイメージがあるので、作っている人はそこまで多くない。バックやアクセサリーに比べたら断然少ないです。
ミンネで「長財布」と検索すると約29,000件ヒットしました。これを「がま口長財布」にして検索すると約2,700件でした(2020年1月現在)。
この件数は、他の「トートバック」や「ポーチ」などが40,000~100,000件位なので、比べてみるとすごく少ない事が分かります。
売れている作家さんを見てみると価格はだいたい3,000円~6,000円位のものが多いようです。レザーを使った作品なら~30,000円以上でも売れているようですが、今回は初心者でも挑戦できるという事で布で作ることを前提でお話していきますね。
特に人気なのはモロッカン柄、ダマスク柄、ボタニカル柄、リバティ、北欧など。人気作家さんの商品は何度も再販されています。
がま口の種類も色々ありますが、最近人気なのは「文鎮口金」というもので、その名の通り文鎮のようなデザインをしている口金です。
そして、この口金、一般的な口金に比べて付けるのがすっごく簡単なのです。だから、初心者でも結構簡単にがま口の長財布を作ることが出来ます。しかも流行りのデザインで。
文鎮口金とはこんなものです↓
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直線がま口とも呼ばれています。直線なので、布を差し込んで挟むだけ。
サイズも色々あるので、長財布だけでなく、ミニ財布も作れますよ!
がま口+長財布のキットを使えば初心者でも意外と簡単に作れる
それでも、やっぱり初めて作るとなると色々と不安になるかもしれません。
そんな人は、まずキットで作ってみて下さい!
あれこれ考えるより、まずは手軽に作ってみることがすごく重要です。
エムワイママさんのがま口長財布のキットは、人気の文鎮口金・リバティの生地を使って作ることが出来るのでおすすめです!↓
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王道の口金を使ったキットもありますよ↓(こちらは手芸メーカーのタカギ繊維さんから出ているもの)
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中には、こんな便利な物もあります!↓
長財布の内袋だけ販売されているんです。一番手間のかかる内袋の部分が既に完成した状態です。これなら、表布を裁断して口金をつけるだけ。
本当に簡単です。1,320円という値段なのでちょっとコストがかかるな、と思うかもしれませんが、物によっては使ってみてもいいかもしれませね。
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基本のがま口ポーチと長財布の作り方
文鎮口金を使えば、本当に挟むだけなので簡単なのですが、一般的ながま口の作り方もやっぱりマスターしておいた方がいいと思うので、作り方の動画を載せておきます。
ユザワヤさんの動画なので、布の裁断から丁寧に説明されていますよ!↓
基本の作り方をマスターすれば、財布だけでなく大きめのバックなんかも作れるようになります。
がま口のショルダーバックなどは、アパレルショップでも販売されていたり、人気のアイテムなので挑戦してみるのもいいと思います。がま口ファンは結構いますよ!
こちらは長財布の作り方↓とっても丁寧に説明されているので、初心者でもきっと作れると思います。
がま口作りが簡単になる便利な道具
がま口を作ったことがある人は分かると思いますが、内袋を作るのと同じくらい面倒なのが、口金に布をはさんでひもを差し込む作業。マイナスドライバーや目打ちを使うのが一般的ですがこれが手間で、慣れるまでは結構大変です。
そんなじれったい作業を少しでも楽に出来るアイテムがあるんです。それが「さしこみ器具」というものです。
エムワイママさんで販売されているがま口のスターターキットにも入っています↓
(それぞれ単品で購入も可能です)
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これ、私も買いました。絶対にあった方がいいです。特に初心者さんは、仕上がりも変わって来ますし、本当に作業が楽になるのでおすすめです。
さしこみ器具ともうひとつおすすめなのが「がま口専用のペンチ」です。
普通のペンチでやる時は、ペンチのギザギザの跡が口金につかないように布を挟むんですが、これが結構めんどくさい。そして布によっては挟んでいても跡が付く、布がずれるなど・・・。
でも、この専用ペンチがあれば、当て布なしで大丈夫!力も入れやすくて本当に良いです。
色んな便利道具も、100均で買える時代にはなりましたが、残念ながら今のところ100均では買えません。
今後、100均でも販売される可能性はあるのでしょうか?分かりませんが、もし100均で見つけたらこの記事の中に追加させていただきますね!セリアあたり販売しそうな予感はしますけどね。
100均のがま口の口金の種類はどんどん豊富になってきている
さしこみ器具は買えませんが、100均で買えるがま口の口金の種類はどんどん増えてきています。
数年前はほんの数種類しかなかったのに、最近は縫い留めるタイプやカラフルなプラスチックのものも出てきていて驚いています。
こちらはセリア↓
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こちらはダイソー↓
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とってもかわいいんです♪こんなのが100円で買えるとは。結構売り切れになっていることも多いみたいなので、見つけたらラッキーですよ。
がま口は初心者さんが作ると、一見きれいに仕上がったように見えても、使用しているうちに口金が外れる、布やひもがはみ出てくるという事が起こりやすいので、まずは100均の材料でもいいのでたくさん作って試しに自分でガンガン使ってみましょう。
まずは作ってみることが大事ですよ。