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ハンドメイドの資格は必要?講座を選ぶ時の注意点とおすすめの資格も解説!

ハンドメイド販売をしたり、教室で教えたりするのに資格は必要なのでしょうか?

初心者の方は、資格を取った方がいいのかな・・・と悩む方も多いようです。

ハンドメイドブームで、関連する資格も講座もどんどん増えて来ています。ハンドメイドの資格はあった方がいいのでしょうか。また、服飾専門学校卒業の私からみて、おすすめ出来る資格についても解説します。

ハンドメイドの資格とは?

ハントメイドの資格と一言で言っても、種類は様々です。洋裁系・編み物系・フラワー系・アクセサリー系など・・・。主に通信教育で、大手の協会から個人の協会まで、本当に様々です。

ですが、ハンドメイドで販売したり、人に教えたりするのに資格は必要ありません。この資格がないと教えられません!という事はないのです。

では、なぜこのような資格がたくさんあるのでしょうか?

これは、資格を取ること自体より、「そのことを専門的に習った。勉強した。」という事を証明するということに意味があるんだと思います。

ハンドメイドの資格に限らず、美容師さんとか整体師さんとか薬剤師さんとか、資格がないとその仕事に就けないものでない限り、ほとんどは資格というより「勉強した証拠」を残すものだと思います。

ユーキャンの通信講座などを見てもよく解りますよね。中には資格を取る事が趣味のような人もいます。資格が増えることによって、なんかすごく勉強したような気持ちになり、優越感があります。

色々な事に興味を持って、挑戦することはいいことだと思いますし、それ自体は否定しません。ですが実際に役に立つかどうかは話は別、ということがほとんどなのです。

なので、ただただ資格を取ればいいという訳ではないので、自分にとって本当に必要か?意味があるのか?をよく考えてから受講した方が良いです。

ハンドメイド資格の通信教育の費用は?

ハンドメイドの資格を取るための費用も様々ですが、通信教育だとだいたい6か月で38,000円~6,900円位が相場のようです。

安いと思うか、高いと思うかは人それぞれだと思いますが、その講座でどんなことが身に付くのか、どんなカリキュラムなのかなどをしっかりと調べる事が大切です。

ハンドメイドのスクールなどもありますが、主に首都圏にしかないので、地方の人にとっては通信教育が現実的ですよね。交通費の事を考えれば、通信教育でこの金額で高くはない気がします。(内容にもよりますが)

この費用の他に、材料代や試験を受けるための費用がかかる場合もありますので、必ずトータルでどのくらいかかるかを確認してから受講されることをおすすめします。

ハンドメイドの資格を取ることのメリット・デメリット

ハンドメイドの資格を取ることのメリット

・自己流でやってきていたことが、専門的に習う事で正しいやり方が身に付く。

・勉強したことで、自分に自信がつく。

・「資格を持っています」と言えるので、信頼性が増す。

・新しい情報や、技術を知ることが出来る。

メリットとしたらこういったことが上げられると思います。特に初心者の場合や、そのジャンルに初めて挑戦する場合は、ネットや手芸本を見てやることが多いと思いますが、それだとなんとなく、自己流でやってしまっていることが良くあります。

きちんとしたやり方を知ることで、自分のやり方が間違っていることに気付くかもしれませんし、こんな風にやればいいんだ!という発見もあります。

通信教育では「基礎」を教えてくれることがほとんどです。いくら素敵なバックを作れても、基礎がきちんとしていなければ使っているうちに歪んで来たり、ほつれてきたり、色落ちしたりして来るでしょう。

基礎が出来ているということは、その作品を使ったり、長期間飾ったりすることを前提に作られているかどうかという事なのです。

バックも洋服も、ただ置いて飾っておくものではないですよね?使ってみて、はじめてその商品の価値が分かります。買ってよかったと思うかどうかは、基礎がきちんと出来ているかどうかを無視してはありえないのです。

そういう意味でも「ネットや手芸本だけでは身に付くことの出来ないこと」を教えてくれる講座をしっかり選んで下さいね。

ハンドメイドの資格を撮ることのデメリット

・費用がかかる。

・資格(協会)によっては活動に縛りがある。

・「ハンドメイドの資格を持っている」ということで評価が下がる場合もある。

・教えている内容が古い、作品のセンスがダサイ事もある。

デメリットとしては、費用がかかることはもちろんですが、その資格を取った協会によっては活動に縛りがあることがあります。

例えば、このイベントに参加してくださいとか、こういう材料を使って作ってくださいとか、自分でハンドメイドの教室を開く時は○○協会と付けて、レッスン料の金額はこれくらいで・・・など。

もちろん全ての協会ではないですが、注意したいのは個人でやっていて、1日講座を受けただけで資格が取れるようなところ。そういうところは縛りがあったりするようです。

それから、メリットに「資格を持ってます」と言えるので信頼性が増すと書きましたが、逆にそれで信頼性を下げる事もあります。

世の中には「ハンドメイド作家」と名乗る人自体を好まない人がいます。それは、「たいした技術もなくて趣味でやっているだけなのに作家と名乗るな!」ということだそうですよ。

確かに、ハンドメイド作家って、自分が「ハンドメイド作家です」と言えばもうその時点で作家です。

別に作家じゃなくても「ハンドメイド師」でも「ハンドメイダー」(笑)でも良かったんでしょうけど、もうハンドメイドをして販売や作品の発信をしている人=「ハンドメイド作家」と言うのがあたりまえになっていますもんね。

香取慎吾さんが、アート展でインタビューされていた時、「作家と紹介されるなんてすごくおこがましいけれど、うれしいです。」とおっしゃっていました。

あれだけの有名人ですよ。しかも絵に対しても評価は賛否両論あるにせよ、注目されている人なのに、この言葉です。気軽にハンドメイド作家です、と言うことはどうなんだろう?とちょっと考えさせられました。

話がそれてしまいましたが、という事で、「ハンドメイドの資格を持っている」とわざわざ言う人は逆に資格を武器にしないといけない人=作品は大したことない人。という風に見られてしまう事もあります。

特に、その道のプロの人からの目線は厳しいものがあります。資格をとることは悪い事ではないですし、勉強してスキルを上げる事は大事なことですが、あまり「資格」をアピールし過ぎるのはやめておきましょう。

あとは、講座によっては教えている内容が何年も変わっていなかったり、作っている参考作品が古臭くてダサかったりするものもあります。

まずそんな講座は受けないと思いますが、基礎を習うとはいえ、ハンドメイドも流行があり、日々進化しているのでカリキュラムの見直しをしない手抜きの講座は要注意です。

おすすめのハンドメイド資格と、おすすめしない資格は?

服飾専門学校を卒業し、ハンドメイドを約20年続けて来たハンドメイドマニアの私から見て、「この資格はあった方がいいだろうなぁ」「この資格はあっても無駄だなぁ」というものを私目線でお伝えします。

(勉強したことは決して無駄にはなりませんが、あくまでも資格として、という目線でお話しさせてもらいます)

・編み物系の資格

編み物の資格もいろいろありますが、編み物こそ、資格があるといいと思います。

なぜなら自己流でやってる人が多いから。手芸本見ても、正直編み図が複雑で素人には難しいです。なので、なんとなくこんな感じで編んでおこうとやっている人が多いのです。

そこで「編み物の資格を持っています」というと、すごく作品に説得力があるし、教えるとしても信頼性があります。

そして、資格を取るためには実技もあったり結構大変です。なので持っていると自信にもなりますし、自己流でやるよりクオリティの高い作品を作れるようになると思います。あって損のない資格の代表と言えます。

服飾専門学校の「ニット科」が、とても就職率が良いというデータもあります。

・色彩検定

色彩検定は、資格として持っておくといいと思います。ハンドメイド作家だけでなく建築士・インテリアコーディネーター・Webデザイナーなど、様々な業種の方も持っている資格です。

ただ単にセンスを上げるとかおしゃれに役立つというだけでなく、専門的なこともしっかり学んだ上で取れる資格ですし、認知度も高いので信頼性が増すことは間違いないです。

他のハンドメイドの資格と比べたら難易度は高いですが、2018年の色彩検定2級の合格率は67.4%、3級の合格率は74.9%ですので、決して手の届かいない資格ではありません。

ハンドメイド製作にももちろん役立ちますので、おすすめです!

他にもフラワーアレンジメント系や革製品系の資格は、独学では難しい面があるので、持っているといいと思います。

色彩検定の資格を持ってます!と言うのは2級以上に合格してからにしましょう。

 

逆におすすめしない資格は・・・

私の目線でですが、ネットや手芸本で事足りる内容のもの。要は、誰でも簡単に作れるようなジャンルの資格。当たり前ですが、資格としての価値を考えれば低いです。

資格があればいいというわけではなく、あくまでもその作品のクオリティはどうなのかという事が大事です。

何でもかんでも資格持っていると逆に「この人は何の専門家?」と疑問に持たれたり、その資格をアピールすることが逆効果になる場合もあることを覚えておいてくださいね!

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