2019年4月10日に放送された「ヒルナンデス ハンドメイド主婦に弟子入り!」で羊毛フェルトが特集されました。
2020年4月15日、その時の内容を一部再編成して再放送されました。
羊毛フェルトで作る作品は、どんどん「リアル」になって来ています。
そして、販売価格もかなりお高めなものも。
それでも、「欲しい!」「高くてもいいから作って欲しい!」と言われる理由は何なのでしょう?
では、ヒルナンデスで放送された内容と合わせて詳しく見ていきましょう!
羊毛フェルトとは?
もう説明するまでもないかもしれませんが、「羊毛フェルト」とは、色とりどりの羊毛を専用のニードルで何度も刺していき、形を作っていくハンドメイドです。
羊毛は、針で刺していくと硬くなりフェルトのようになります。羊毛のカラーバリエーションもとても豊富なので、自由に作品を形にすることが出来るのが魅力です。
羊毛フェルトは「ハンドメイドの王道」とヒルナンデスでも紹介されていましたが、ハンドメイドでは本当に定番になりましたね。
今では100均でも様々な羊毛フェルトのキットや材料が販売されています。
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こんなにかわいい作品が作れるキットがダイソーで買えちゃいます。
初心者さんはダイソーのキットから攻めていくのもいいと思います。
羊毛フェルトの作品はどんどん進化していき、どんどん「リアル」になって来ています。
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本物と見間違うほどのリアルさです。
羊毛フェルトは、キャラクターのようなかわいらしいものから、リアルなもの、そして小さなものから大きめなものまで、自分のアレンジ次第でどんなデザインでも出来てしまうのが面白いですね。
ヒルナンデスで出演された先生はリリアンさん
ヒルナンデスに羊毛フェルトの先生として出演されていたのは木下和絵さんという方で、ハンドルネームは「リリアン」さんです。
ハンドメイド歴は15年、一か月で10万円売り上げることもあるそうです。
番組で紹介されていたリリアンさんの作品ですが、
・ヤマブキボタンインコ 3,000円
・オカメインコ 6,000円
・すずめ 2,000円
・トイプードル 大1,500円 小1,200円
・カラフルへび 1,500円
・マカロンタワー 4,000円
・ねこ 3,000円
・メロンパン、ぶどう、ケーキ 800円
・眼球ブローチ 2,000円
というようなラインナップでした。動物がメインですが、個性的な作品もあります。春日さんの顔をモチーフにした羊毛フェルトのクオリティもすごかったですね!
そして、注目なのは「オカメインコ 6,000円。
6,000円と言うお値段、結構すごいですよね。でも、作品を見たら分かりますがものすごくリアルで丁寧に作られています。リリアンさんはインコが大好きなようで、インコの作品をラクマでたくさん販売していらっしゃいます。
リリアンさんのラクマのページを見たらびっくりしますよ!↓
全てSOLD OUTです。ヒルナンデスには2回も出演されていることもあって、とっても人気の作家さんという事がわかります。
そして、インコ、本当にかわいいです♪インコへの愛が感じられますよね。インスタはやっていらっしゃらないようで、画像をのせることが出来ませんでしたので、ぜひラクマのショップでその作品を見てみて下さい。
(ラクマでは2,500円位までの価格で買いやすく設定されています)
羊毛フェルトの作り方
羊毛フェルト作家として活躍しているリリアンさんの苦労は?と聞かれると「ミリ単位で調整すること」だそうです。
ほんの数ミリで作品の表情が変わってしまったりするので、とても慎重に作品を作っているそうですよ。そして綺麗に仕上げるコツとしては「仕上げに低温でアイロンをかける」ことだそうです。
作品にもよりますが、アイロンをかけた方が表面がつるんとなって綺麗に仕上がりますよね。
そして、羊毛を刺して形を作る際はクッキー型をつかったり、クリアファイルに自分で絵を描いてくりぬき、それを型として使う方法を紹介されてました。なるほど~!
こちらはかわいいオカメインコの作り方を紹介した動画です。まずはリアルな物よりキャラクターっぽいデザインから始めてみましょう↓
羊毛フェルトの売れ筋は?
羊毛フェルトのの売れ筋は、「動物・食べ物・トリッキーなもの」だと番組では紹介されていました。
一番人気はやはり動物です。
私の知っている羊毛フェルトの作家さんは、オーダー方式で作品を作っていらっしゃいますが、その価格は高いものだと数万円です。作品は透明なケースに入れられて依頼者のもとへ渡ります。
(※写真はその作家さんとは関係ありません。参考に載せているだけですのでご了承ください。)
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なぜ、そこまで高い値段でも売れるのかと言うと、もちろん技術も高いのは当然ですが、ほとんどのお客様が「羊毛フェルトで自分のペットそっくりな物を作って欲しい」というリクエストなのです。
そして、「もう亡くなってしまったペット」を依頼される方も多いのです。
飼い主さんは、自分のペットそっくりな羊毛フェルトでさみしさを少しでも癒そうとして依頼するのです。
このような活動をしている作家さんは実はたくさんいて、ヒルナンデスでも別のコーナーで紹介されたことがあると思います。
羊毛フェルトで作られた動物はリアルに作ることが出来るので、より「本物みたい」と、お客様は喜んでくれます。だから高くても売れるのです。
涙を流して喜んでくださる方もいるそうです。
ただ、作る側はかなりプレッシャーがかかるのは当然です。飼い主さんが見て「全然似てない」ということになってしまっては台無しなので、いかにそっくりに、リアルに作れるがどうか。それは大変な事だと思います。
それでも、大変だけどお客様に心から喜んでもらえる。一生お客様の傍に置いてもらえるかもしれない、それはとてつもなくやりがいのある仕事と言えるでしょう。
そして、食べ物はかわいらしくておままごとにも使えそうなものが人気です。こちらは価格もお手軽で、お客様も買いやすいですね。
それから「トリッキーなもの」とは、「一般受けしないけど売れる」というもの。リリアンさんは「眼球ブローチ」というちょっとキモかわな作品も作っていらっしゃいました。
ハンドメイドあるあるですが、こういう「マニアックな作品」も人気のひとつ。
また、番組では紹介されていませんでしたが羊毛フェルトのアクセサリーもかわいくて人気なのです。
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羊毛フェルトなら軽いし、アクセサリーにも適している素材です。こんなかわいいアクササリーなら欲しくなってしまいますよね!
ヒルナンデスで紹介された作品は売れたのか?
では、ヒルナンデスですで紹介された作品は売れたのでしょうか?
松本明子さん ニシキアナゴ(バックチャーム) 500円 → 売れた
関根麻里さん プレーンナン(ブローチ) 500円 → 売れず
RaMuさん 歯(ピアス) 500円 → 売れた
春日さん サラダチキン(ブローチ) 650円 → 売れた
4人中3人が売れたという結果でした!松本明子さんのニシキアナゴは顔がかわいらしくて500円という価格も買いやすくてよかったんだと思います。購入したのは20代女性で、「黒いリュックに映えるバックチャームを探していた」との事。
そんな探し方をする人もいるんだなぁと、ハンドメイド作家としては参考になりそうな声ですね。確かにオレンジ色のニシキアナゴは黒いリュックに映えるでしょうね。
RaMuさんの歯をモチーフにしたピアスは見た瞬間「かわいい!」と思える作品でしたね。虫歯、虫歯になりかけというデザインも面白かったです。人気の定番商品になりそうな予感すらしました。
春日さんのサラダチキンは、まさに「一般受けしないけど売れる」作品でしたが、売れましたね。購入したのは30代女性で、「個性的な物が好きな友人へのプレゼントとして」購入したそうです。
こういうのを求めている人もいるって事ですね。面白いです!
羊毛フェルトは定番のハンドメイドですが、アイデア次第でいろんなデザインが作れてしまうので、今後も人気は続いていくと思います。
まだ挑戦したことがない人も、一度やってみるとハマるかもしれませんよ。