お正月にしめ縄を飾りますか?
子供の頃、家の玄関にミカンのついたしめ縄を飾っているお家がたくさんありましたが、最近はあまり見かけなくなったなぁと思います。
そういえば、交通安全のためにちっちゃなしめ縄を付けている車も昔はよく見かけたのに、最近は全くと言っていいほど見かけません。
(車のデザインが時代とともに変わってきて、しめ縄を付けにくくなったなど色々理由があるそうですよ)
その代わり、というわけではないかもしれませんが、クリスマスに玄関にリースを飾っているお家はよく見かけるようになりました。と言っても、クリスマスリースを飾っているのはどちらかというと洋風のお家。
昔ながらの和風のお家にはちょっと合わないかもしれません。
そんな中、しめ縄がおしゃれになって復活し始めているんです。
「え?それしめ縄?」
と、昔のしめ縄しか知らない人はしめ縄であることすら気が付かないかもしれません。
そんな現代のおしゃれしめ縄について詳しく見ていきましょう!
手作りのしめ縄リースがおしゃれで人気
最近は「しめ縄リース」とか「しめ縄アレンジ」などと呼ばれ、ドライフラワーや水引、レース、リボン、ビーズ、タッセルなどを組み合わせて作ったものが人気を集めています。
めちゃめちゃおしゃれです↓
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ぱっと見、普通のおしゃれなリースですね。しめ縄とは思わないかも・・・。
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しめ縄の色も形も様々
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洋風のお家にもなじむので、若い人たちを中心に人気になっています。もちろん、和風のお家に飾っても素敵です。
これがしめ縄とはびっくりですよね。
ハンドメイドだけでなく、楽天などでもこういったおしゃれなデザインのしめ縄が販売されていて、豪華なものだと10,000円位するものも販売されていました。
昔ながらの伝統的なしめ縄とは全く違います。しめ縄がこんなに自由にアレンジされるようになったんですね。
しめ縄を飾る人が少なくなってきている今、「おしゃれ」「モダン」「かわいい」しめ縄リースで、飾る人が増えればきっと日本文化にとってもいい事であることに違いない!
ヒルナンデスでしめ縄飾りのリメイクとして紹介された!
2020年1月29日放送の「ヒルナンデス ハンドメイド主婦に弟子入り!」のコーナーで、しめ縄飾りのリメイクとしてしめ縄リースが紹介されました!
番組では、正月が終わっても、リメイクしてリビングや玄関に飾りましょうというスタンスで紹介されていました。今回はドライフラワーではなく造花で作られていましたね。やはり販売するとなるとコストの関係上かもしれません。
では、ラクマで販売した商品は売れたのでしょうか?
松本明子さん 星猫 1,500円 → 売れず
西郷輝彦さん かぶき者 1,900円 → 売れた
春日さん 隠れA.K 1,300円 → 売れた
西郷輝彦さんの作品を購入した30代女性は、「上品かつ大胆」なデザインが気に入ったそうですよ。
春日さんの作品を購入した40代女性は、「作品名が気になり購入した」そうです!これはびっくりですね。タイトルの重要性が分かります。
ただ、本来商品として作品を販売する場合は、どんな作品かを明確に記載する必要があるので、今回の春日さんのような表現で出品するのは一般的には辞めておいた方がいいと思います。
場合によっては違反行為になる場合もあります。この方は、「ヒルナンデスの作品かも」と思って購入した可能性もありそうですね。
松本さんのは柔らかいイメージで素敵でしたけど、今回はインパクトのある西郷さんの作品とタイトルでインパクトのあった春日さんの作品が売れましたね。
「他にはない」という意味では、ただ「素敵」なだけでは売れにくい、という事がわかりますね。
しめ縄っていつまで飾っておくもの?
ところで、しめ縄っていつからいつまで飾っておくものでしょうか?
早い人は年末から飾っている人もいるし、お正月がとっくに過ぎても飾ったままの人もいるし・・・実際はいつからいつまでが正解なんだろう?
と思って調べて見たところ、どうやら地域によって時期は違うんだそうです。
でもほとんどの地域がだいだい1月1日~1月7日まで、というところが多いようです。
そうですよね、そういえば子供の頃とんど祭りにしめ縄を持って行って燃やしてもらっていました。という事は長くてもとんど祭りまで。とんど祭りはだいたい1月15日前後に行われるので、とんど祭りに行かない人も飾るのは1月15日くらいまでだと思っておけばいいですね。
という事は、しめ縄って飾れるのは本当に短い期間という事になりますね。
それでも「素敵なしめ縄リースを飾りたい!」と思う人がたくさんいるというのは、やはり「新年を新しい気持ちで」迎えたいという気持ちからなんでしょうね。
確かに、素敵なしめ縄リースが玄関に飾ってあったら、「よし、今年一年また頑張っていこう!」っていう気持ちになりそうです。
我が家はクリスマスリースしか飾ってこなかったのですが、来年は素敵なしめ縄リースを作って飾りたいなと思いました。実家にプレゼントするのもいいですね。
我が家は集合団地の中にあるのですが、「あそこのお家のしめ縄、めっちゃおしゃれだよね!」って言われたいです(笑)
紙ひもを使ったしめ縄リースの作り方
しめ縄は、通常稲わらで作られていますが、最近は「麻ひも」や「紙ひも」で作る人も増えています。
わらを用意しないといけないとなるとちょっとハードルが上がる気もしますが、麻ひもや紙ひもで作れるなら気軽に挑戦出来そうですよね。
紙ひもで作るしめ縄リースの土台の作り方を紹介している動画です↓
紙ひもなら100均でも手に入るし、色の種類も豊富なのでアレンジもしやすいですね。
また、麻ひもを束ねて三つ編みするだけでもしめ縄リースの土台になります。飾りの部分もドライフラワー以外にも造花、つまみ細工、和紙などを使ってオリジナルのしめ縄リースを楽しんでいる人が増えています。
自分で土台を編んで作るのはめんどくさい!と言う人は、ネットで土台だけ購入することも出来ますよ。それこそ種類も豊富です。
お正月だけでなく、新居祝いや贈り物として購入する人もいるくらい、しめ縄リースの市場は広がって来ています!
ハンドメイドでしめ縄が売れる?
では、ハンドメイドでしめ縄は売れるのでしょうか?
ミンネで「しめ縄」と検索すると約2,500件ヒットしました。(2020年1月現在)お正月の季節限定商品という扱いであることもあり、商品数としてはやはりそんなに多くありません。
ただ、ミンネでは「お正月飾りの特集」としてしめ縄飾りを紹介しており、力を入れているアイテムのひとつということも伺えます。
現在は1月末なので、さすがに今からしめ縄を買う人はいないんじゃないかなと思いますが、(新居祝いなどとして購入する人は別として)人気商品は11月あたりから売れ始め、かなりの数を売っている作家さんもいます。
ということは、しめ縄自体は需要があって売れる商品だという事です。
あとは、売れる時期に合わせて販売することが大事ですね!
ちなみに価格は2,000円~4,000円位にしている人が多かったです。
また、しめ縄は飾れる時期がどうしても限定されてしまい、お正月が過ぎたら飾れない、という事がほとんどなので、お正月が過ぎたら簡単に飾り部分を取り外すことが出来て、飾り自体は1年中飾っておけるようにしておくとお客様も喜んでくれると思います。
昔からある「しめ縄」が「リース」の仲間入りをした、ハンドメイド(手芸)アイテムとして扱われるようになったというのはちょっと驚きですが、時代とともに用途やデザインも変わっていくのは考えてみれば当然の事ですよね。
リースというアイテムも、最近人気です。おしゃれな人達のお家には必ずリースが飾ってあるイメージです。(私の勝手な想像ですが)
あと、おしゃれなカフェや雑貨屋さんのインテリアとしても、リースは飾られていますよね。
そもそも、ドライフラワーが今とってもブームなので、ドライフラワーをメインにアレンジして、季節に合わせたリース、そしてクリスマスリース、しめ縄リースと販売していけば1年中売れる商品を提供出来そうですね。
しめ縄リース、今後も注目されることは間違いなさそうですよ!