ドライフラワーの人気がすごいです。
ハンドメイドでも、ドライフラワーの商品は売れ筋です。
スワッグと呼ばれる花束の壁飾りや、リース、髪飾り、ピアスやリング・・・などなど、おしゃれなアイテムがたくさん販売されています。
私はどちらかと言うと布小物や編み物をメインに作っているのですが、何かドライフラワーを使ったアイテムも主力商品として販売出来ないかな・・・。と思い、いろいろと調査してみました。
そして、ドライフラワーを使った商品の中でも「押し花をレジンでコーティングしたスマホケース」がものすごい人気だということが分かりました。
と言うより、数年前から流行っているのは知っていましたが、正直もうブームは過ぎたのかな?なんて思っていました。
でも実際はまだまだ人気は継続中どころか、新作をどんどん作って売りまくっている人もいるという情報が!
透明なスマホケースにドライフラワーをレジンでくっつけるだけなら私にも出来そう。
ライバルも多そうだけど、ちょっと挑戦してみたくなりました。
という事で、今回は材料を全てセリアで揃えて「押し花とレジンのスマホケース」に初めて挑戦してみます!
セリアの材料で作る「押し花とレジンのスマホケース」の作り方
では、早速作っていきます。
まず、今回使用するのはこちらのハードタイプのスマホケースです。
セリアの売り場にはiPhoneのスマホケースがずらりと並んでいます。
とはいえ私はiPhone利用者ではないので、どれを買ったらいいのか全く分かりません。一番売り場面積を取っているのか今主流の型なんだろうという判断で「iPhone Xs/X」というタイプを選びました。
ドライフラワーはかすみ草、紫陽花(2色)を選びました。
最初に、スマホケースの上にドライフラワーを乗せてだいたいの配置のイメージをします。
こんな感じでいいかな。
では、これからドライフラワーを押し花にしていきます。
買ってきたままの状態だと、花びらが折れていたり厚みがあったりするので、一度水に浸して柔らかくし、アイロンをかけて形を整えます。
水に浸すのは1分くらいでいいと思います。
浸したらキッチンペーパーで水けを取ります。
紫の紫陽花はほんの数秒付けただけでこんなに色落ちしてしまいました。
要注意です。
キッチンペーパーで挟んで低温でアイロンをかけます。温度が高いとキッチンペーパーに貼りついて取れなくなってしまいます。
形を整えたら、今度はデコパージュ液を塗ります。花びらが透けにくいようにするための加工です。しなくても大丈夫だと思います。デコパージュ液が乾いたら押し花の準備はOK。
スマホケースにレジン液を塗っていきます。
筆を使って丁寧に、側面もムラのないように塗ります。筆の跡が付いていてもしばらくすると消えるので大丈夫です。
写真のようにスマホケースの内側に厚紙などをマスキングテープで貼り付けて台にすると、手に持って塗りやすいのでおすすめです。
あとは好きなように押し花を配置して、レジン液を何度か重ねたら完成です。
が・・・ここで一つ問題が。
我が家のUVライトは小さくてスマホケースが入らなかったのです。
これじゃ硬化出来ない・・・。
仕方がないので、スマホケースの先をUVライトに入るだけ突っ込んで硬化するという方法を繰り返しましたが、どうやったって真ん中部分にはライトが当たらない・・・・。
仕方がないので、全体は太陽光で硬化することにしました。
そして、2日がかりで完成したのがこちらです。
ピンク色のシェルパウダー(セリア)を振りかけて、キラキラさせています。
うーん・・・なんだか微妙・・・。
子供達は「かわいい」っていって欲しがってたけど、そんなにかわいくない(汗)。
(子供達は何でもほめてくれるんです(笑))
一応硬化は出来ていると思いますが、全体的にベタベタ感が取れません。
そして、最初のイメージではピンクのかすみ草を入れる予定でしたが、紫陽花をびっちり並べたことで入れる場所がなくなってしまいました。
また、思ったより立体感が出たので、かすみ草を入れるとバランスが悪くなってしまったので却下しました。本当は入れたかったんですけどね。。。
ただスマホケースにレジンを塗って押し花を並べるだけで簡単そう!なんて思っていましたが、意外と手間もかかって大変でした。
市場に出ている素敵な押し花のスマホケースを作るにはまだまだ修行が必要のようです。
今回、ドライフラワーを買ってきて自分で押し花のように加工して作りましたが、結論からいって、初心者は最初から押し花になったものを買った方がいいと思います!
立体感のあるお花は扱いにくくて難しかったです。
レジンを使った押し花のスマホケースの作り方の動画は色々あるので、参考にしてみて下さいね。
売れ筋のスマホケースを紹介
私の作品だけ見ても押し花のスマホケースの良さが伝わらないと思うので、素敵な作品をいくつかご紹介しておきます。
人気のお花や鮮やかなフルーツで作られたスマホケースはやっぱり人気です。
かすみ草
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ミモザ
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ガーベラ
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フルーツ
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見ればみるほど素敵な作品がたくさんあって、自分が作ったものと比べるとちょっと恥ずかしい・・・(汗)
でも誰でも最初は下手で当たり前。挑戦することに意味があると思います。
作り続けることで上達し、オリジナリティが生まれ、知られるようになって売れて行くのはどのアイテムでも同じですから。私はまだスタートラインに立ったばっかりですからね。
私のお友達が押し花を習っていたので、まずはその友達に基本的な事を教えてもらおうかな。その子にデザインしてもらってコラボ商品なんていうのもいいかも!
なんてちょっと思ったりもしています。
スマホケースより面積が狭い「スマホリング」の方が初心者には挑戦しやすいかもしれませんね。これもまた挑戦してみようと思います。
スマホケースを自作出来るサイト
スマホが主流になる前は、携帯をラインストーンでデコったりするのが流行りましたよね。携帯ポーチなんかも流行っていて、私もそのころ作っていた携帯ポーチがすごく売れました。
携帯からスマホに代わり、今度はスマホケースをデコったり、スマホを入れたまま操作できるスマホポーチが流行ったり。
スマホは今後も私たちにとっての必需品であることは間違いないし、ということは今後もずっとスマホ関連の商品は売れる=需要があるということになります。
ハンドメイドでどのジャンルのどんなものを作るかって、すごく悩むところですが、こういうずっと需要があるジャンルで作るという事はそれだけ売れ続ける可能性が高くなりますよね。
アクセサリーも売れ筋だけど、必需品とはちょっと違う。
スマホグッズは売れ筋であり、必需品。スマホを買い替えれば、ケースも変えたくなる。
もちろんライバルは多いけれど、需要のある市場で販売すればそれだけ可能性は高まりますよね。なので、スマホグッズで勝負するのはありだなと思います。
最近はパソコン上でデザインして、注文が入ったら業者さんが製作しそのままお客様へ発送するという「在庫なし」「リスクなし」で作れるスマホケースもものすごく増えています。
それぞれ価格や製作方法など異なりますので、自分に合ったサイトで作るのがポイントです。
1個から注文できるものもありますので、まずは自分用に作ってみるのもいいと思います。
こういったサイトを利用して作った作品をBASEやミンネなどで販売して売り上げている作家さんも結構います。
ミンネなどでもスマホケースで検索していると、こういったサイトで作っているんだろうなぁと思われる作品が多数あります。
「こんな市販品みたいな手帳型のスマホケース、どうやってる作ってるんだろう」
と思っていましたが、実は外注されたものも多いのです。もちろん、すべて手作業で作っていらっしゃる方もいます。
でも、パソコン上だけでオリジナルのスマホケースが、しかもかなりのクオリティで作れてしまう時代です。これからもっと増えるでしょうね。まさに現代のハンドメイドです。
私が最近作っているズパゲッティのスマホポーチは、1つ作るのに約3時間かかります。
それだけ手間暇かかっていますが、サイトで作れば作るのは業者さん。ほぼほったらかし。
こんなのハンドメイドじゃない!
という人もいるかもしれませんが、ハンドメイドも求められてなんぼの世界。手間暇かけても誰も欲しいと思わないものを作るよりは、欲しいと思われるものを作るのが作家としての役目だよなぁ、と思うのでした。
ただ、市販品のような仕上がりを全ての人が求めているわけではなく、手作りっぽいものが好きな人もたくさんいるので、自分がこだわりを持って作っているものはそのまま続けたいですね。