ハンドメイドの作品にタグが付いているのと、付いていないのとでは全く印象が変わって来ます。
作品が完成して、何か物足りないな、ちょっとさみしいな・・・と思った時にちょこっと仕上げにタグを付けるとガラっと印象が変わります。
最近はタグを販売しているショップや、オリジナルのタグをオーダー出来るショプも増えて来ました。おしゃれなタグを付けるだけで一気にクオリティがアップするので、初心者さんにもおすすめです。
商品によって、タグの素材も使い分ける
タグにもいろいろな素材があります。コットンタグ、リネンタグ、革タグ、オーガニックコットンタグ、刺繍タグなど。サイズやデザインも豊富にありますので、作品によって使い分けてみて下さい。
販売しているショップが増えた分、タグも他の作家さんとかぶることも良くあります。特に安売りしている物などを安易に使いすぎると、商品としての価値も上がりにくいので何でも付ければいいっていうものでもありません。
それなら付けない方がまだましかもしれません。
また、洗濯を前提をしている商品なら革タグを付けてしまうと革が色落ちして商品を汚してしまったり、スタイなどの商品にナイロン系のタグを付けると肌に当たってチクチクしたり・・・という事がありますので、素材選びにも気を付けましょう。
タグにも商用利用不可のものがあるので、使うときにはショップや製造元に確認しておきましょう。(※キャラクターなどのタグは商用利用不可です。)
おすすめのハンドメイドタグ通販 ショップ一覧
下記のショップのタグは全て商用利用可ですが、規約が変更になることもあるので利用する場合はご自身で確認をお願いします。
BLAZE(ブレイズ)
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ハンドメイドBeads happyboo
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手作り工房 MY mama
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Pres-de(プレドゥ)
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どれも普段私が愛用しているタグの一部です。
タグにも流行があって、新作がどんどん発売されています。
いっぺんに買いすぎて使い切れずに時代遅れになってしまう事もありますので、必要な分をちょっとずつ買うのがおすすめです。
オリジナルハンドメイドタグの簡単な作り方
自分でオーダーメイドしたスタンプ、自分で作った消しゴムはんこなどをコットンテープに押して簡単にオリジナルのタグを作ることが出来ます。
もちろん、市販のスタンプを使ってもいいです。
ここでは東京アンティークさんのスタンプを使って、タグの作り方を紹介します。
スタンプ、スタンプの幅に合ったコットンテープ(スタンプがキレイに押せる平織のテープがおすすめ)、インク(洗濯しても落ちないバーサクラフトがおすすめ)、アイロン。
①コットンテープはあらかじめ使う分だけアイロンをしてたたみシワを取っておく。
②コットンテープを机などに置き、テープの端をマスキングテープなどでしっかり留める。
③コットンテープを軽く押さえて動かないようにしながら、スタンプをしっかりと押す。
※スタンプの方にインクをポンポンと当てて、しっかりとインクを乗せてください。
(やり直しが効かないので、ここは慎重に!)
④インクが完全に乾いたら、スタンプを押した部分にしっかりとアイロンをかけて完成!
(インクがアイロンに付く場合があるので、当て布をすることをおすすめします。しっかりとアイロンをすることで、洗濯や摩擦での色落ちを防ぎます。)
クオリティを上げるタグの付け方
タグは付けるだけで商品をグレードアップさせてくれるアイテムです。でも付ける位置や、縫い方によってせっかくの素敵なタグも台無しになってしまいます。
付ける位置はすごく重要です。1番いいのは商品が形になってから、実際にタグを当ててみて位置を決めるのが間違いないですが、ものによっては形になってからだとミシンがかけれないことがあります。
こういう場合は、縫い合わせる前に位置を決めないといけません。そうすると、縫代部分を差し引いて、仕上がった時のだいだいの形をイメージして決めます。
これって結構難しくて、表に返したとき「あと2ミリ、左に寄せればよかったなぁ」という事がよくあります。結局裏に返してやり直しになります。
でもこの1ミリとか2ミリで、仕上がりを左右するので、本当に慎重に決めて欲しいです。縫い直すことを前提で、最初は仮縫いにしておくのもいいかもしれません。
位置が決まれば後はまっすぐきれいにミシンで縫うだけです。
タグは待ち針でまっすぐ留めていても、ミシンをかけていくうちにかならず微妙に位置がずれていくので、待ち針よりマスキングテープで押さえておくのがおすすめです。何か所かテープで留めて、縫いながら少しずつはがしていきます。
タグはまっすぐ平行に、ミシン目もそろって縫い付ける事が絶対条件です。ここで手を抜くとクオリティは絶対上がりません。
どんなに素敵なバックでも、タグが斜めに付いていたら「なんか、雑だな・・・」という印象になります。ピシっとまっすぐ付いていたら、「丁寧に作っているんだな」という印象になります。
初心者さんこそ、この「締めるところは締める」を大事にしてください。