子供がエプロンを使う場面では、必ずと言っていいほど三角巾が必要です。
エプロンを手作りしたら、三角巾もおそろいの布で作ってあげたいですね。
市販の三角巾は真っ白の物が多いですが、60㎝×60㎝程度の生地があれば大人でも使えるサイズのものも作れてしまうので、好きな生地で作ってみましょう。
今回は自分で結ぶタイプのシンプルな三角巾と、ゴムベルトをつけてすっぽりかぶるタイプの2種類の作り方をご紹介します。
では、早速いってみましょう!
小学校高学年になると、ゴム式の三角巾は恥ずかしくなる
小学校に入るまでの小さいお子さんの場合は、自分で三角巾を結ぶことはなかなか難しいと思います。
なので、自分で結ばなくてもいい、かぶるタイプの三角巾を使うお子さんも多いですよね。
しかし、小学生も中学年頃になるとかぶるタイプはだんだん恥ずかしくなるようです。
うちの娘も小学5年生になり、今回新しくエプロンを作ったので三角巾も作ろうとした時にに「ゴムのタイプがいい?普通に結ぶ方がいい?」と聞いたら、
「ゴムは恥ずかしいから普通のがいい」
という事でした。
まだ自分でしっかりと結ぶのは下手なんですけどね。でもゴム式はやっぱり恥ずかしいそうです^^;
中学年頃になったらもしかしたらゴム式の三角巾は使ってくれない可能性もあるので、お子さんに聞いてみて下さいね。
自分で結ぶシンプルな三角巾の作り方
では、まずは自分で結ぶシンプルな三角巾の作り方をご紹介します。
シンプルな三角巾とは、つまりバンダナのような正方形の布です。本当にシンプルです。
正方形の生地をカットして、布端を三つ折りにして縫うだけでもいいのですが、
今回は「額縁縫い」という縫い方で作ります。
単純に三つ折りにして縫うと、どうしても角の部分の縫い代が重なってゴロつきますが、このやり方だと角がスッキリして綺麗に仕上がります。
難しそうに見えるかもしれませんが、やってみると意外と簡単なのでぜひ挑戦してみて下さいね。
①生地を54㎝×54㎝の正方形でカットします。
小さいお子さんから大人まで使えるサイズです。
②全ての辺を縫い代0.8㎝くらいで折ってアイロンをかけます。
③さらに1㎝で折ってアイロンをかけます。
④一度折り目を開いて、最初に付けた折り目の部分だけを折ります。
すると写真のように角の生地が余りますのでそこをつまんだ状態で、角が三角になるように生地を折ります。
こんな感じです。
⑤この状態で、写真のように90度になるように定規などを当ててペンで線を引いておきます。
⑥この線の上をミシンで縫います。
この時、少しだけ角度が内側に入って行くようにミシンをかけると仕上がりが綺麗です。角度が外側に入ってしまうと綺麗に仕上がりませんので注意して下さい。
縫ったら余分な縫い代はカットします。
⑦縫い目を表に返すようにして、三つ折りの状態に戻すと角が綺麗に出て縫い代も綺麗に収まっています。
⑧全ての角を同じように縫ったら、後は三つ折り部分を一周ミシンをかけたら完成です。
頭が小さいお子さんは結び目の生地が長くなります。
大人は結び目短くなり、頭のサイズによってはちょっと結びにくいかもしれませんが、シンプルなのである程度のサイズに対応できるのもいいところです!
ゴムですっぽりかぶるタイプの三角巾の作り方
次はゴム式のすっぽりかぶるタイプの三角巾の作り方をご紹介します。
小2の娘は「自分で結べな~い」と最初からあきらめムードなので、
迷わずゴム式です^^; まだ恥ずかしいとかは言いません。
鬼滅の刃は大好きだけど、もうグッズを持つのは恥ずかしい長女とは違って、次女は「エプロンも三角巾も禰豆子で!」とリクエストです^^
今回ご紹介する三角巾のサイズは、「身長約120㎝、頭のサイズ:小さめ」の娘に合わせて作っています。
作る工程の途中で、サイズをちょっと大きくすることも小さくすることも出来るので、お子さんの頭に当てて見ながらサイズを調整してみて下さいね。
今回は、ダイソーで購入した禰豆子風の松葉模様の生地50㎝×100㎝の生地を使っています。
自分で生地を用意する場合は、50㎝×50㎝程度あれば作れます。
シンプルな三角巾よりはちょっと手間がかかりますが、それでも1時間もあれば完成すると思います。
ダイソーの50㎝×100㎝の生地の横幅をいっぱいいっぱい使っています。
パッケージには50㎝と書いてありますが、実際は51㎝あるので下記の図では半分で25.5㎝と表示しています。
①生地を写真のように「わ」にして折った状態で写真のように線を引き、カットします。
カットしたところ↓
②三角になる部分を三つ折りにしてアイロンをかけます。
まずは0.8㎝くらいで折って、
さらに1㎝くらいで折って三つ折りにします。
③角の部分を額縁縫いで縫ってから、縫い代にミシンをかけます。
縫い方はシンプルな三角巾の作り方を参考にして下さい。
④他の部分も三つ折りにしてアイロンをかけます。
サイドの部分の三つ折りの分量を多くすれば頭回りのサイズを小さく出来ます。
三つ折りの分量を少なくすれば、頭回りのサイズを大きく出来ます。
アイロンをかけたら先にサイドの部分にミシンをかけて、頭回りになる部分はまだ縫わずにいます。
⑤ゴムを通す部分をカットします。
⑥生地を半分に折って縫い代1㎝程度でミシンをかけます。
⑦表に返してアイロンをかけます。
⑧ゴムを2本通せるように、真ん中にミシンをかけます。
⑨ゴムの端を少し生地端から出して、ミシンで縫い留めます。
⑩生地にギャザーを寄せて縮め、縫い留めます。
ゴムを5㎝くらい残すくらいが目安です。余分なゴムはカットして下さい。
もともと12㎝でカットしていたので、使うのは7㎝程度という事になります。
最初から7㎝にカットして縫ってもいいのですが、ゴムが短いと縫いにくいので今回は縫いやすさを優先して生地と同じ長さでカットしています。
⑪三角巾に先ほど作ったゴムを縫い付けます。
頭回りの部分を三つ折りにして、先ほど作ったゴムの部分を三つ折りの中に入れ込んでミシンをかけます。
ゴム部分が外れないように、返し縫いをするなどしっかり縫っておいてください。
ゴムの両側を縫い付けるとこのようになります。
⑫完成です!
かぶってみて、「ちょっときついかな?」くらいの方がずれなくていいです。
もし、ゆるかったらゴム部分の挟む量を少なくして縫い直してみてください。
きつい場合は、④の工程で三つ折りにする分量を減らすか、面倒ならゴムを何度も引っ張ってちょっとゴムを緩くするという手もあります。
すぽっとかぶれて便利な三角巾ですが、ある程度使う人の頭のサイズに合わせて作る必要があります。
頭にフィットしていないと、ずれてきますからね。
なので、どちらかというとシンプルな三角巾の方が使い勝手はいいと思います。
ゴム式があんまりフィットしない、使いにくいという場合は、シンプルな三角巾に挑戦してみて下さいね。
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